「日記たち」モリマサ公

2023年09月03日

月曜日
わたしが読むより他の人が読んだ時の方が
ずっといいと思う事が本当によくあるし
それ以前にみんなの詩がすごいなーとおもってくやしくなる
いつも
最近も
でも詩を書いたり読んだりしてる
「生きているものは美しい」
なんて
うつくしい
意識する
息をゆっくり吐ききる
風景がみえる様々にトレースする
立体感
スピード
匂い
温度
湿度
質感
振動
空気 空間 レイヤーが重なっていく
めまいのように重心を失いながら
みんなどこかに向かっていて
目をいろんな意味で開いていた
あるいは閉じていたのかもしれない
あたしは
第三の目(額の中央)で注意深くあるいは
視覚的にわかりやすく
様々なスタイルあるいは時間の流れかたや意識
というものを観察している
みんなどこかに向かっている
向かっていなかったとしても
向かっていないというところに向かって進んでいた
目に見えるものと目に見えない進み方
みんな心もどこかに向かっているのだ
何かになりたい
誰かになりたい
自分自身になりたい




木曜日
嘘泣きをおぼえたい/これは女として必要なスキルの1つ
こないだ地面に鍵が落ちているのを駐輪場と信号待ちで見た
世界の暗号かなとおもい解こうとする
「家」という記号と「ドア」という記号が思い浮かぶ
それにしても脈絡がなさすぎてなんだかなさけない
母親が疲労して帰宅
なんとなく機嫌がおかしい
なんとなく機嫌がおかしいとおもってみると
世界中がそういうふうに見えてくるのが不思議だ
そうおもわなければ
そうはみえてこない
だろ?
そもそも10年前10年後の自分が生きている
なんて考えられない事実です
奇跡じゃん
これ
生かされている
それよりも気を抜いた瞬間がいちばんやばいです
なんでもできちゃうから
無敵感でなんでも簡単にできちゃうから
あたしはあたりまえに日常を生きているつもりなのですが
すごい違和感を日々のなかに感じています
スピードとか
見ているものとか
そのぶれやずれが誰かをほろぼすこともある
それらはとても微妙なので伝わりにくいし特化しているというかんじも
あまりわかりません
今後も生きていくには人と話さないといけないけど
ターンごとに人生とかふまえたうえでちゃんとリアルを話せる人は少ない
とかはっきり認識してないといけない
とかおもった
表面だけとかでつもりになってるとやばいとすごいおもった




土曜日
おはようございます
いつ棺桶から目覚めるかわからなモリマサ公です!
あの頃のお友達もあの頃のお友達もみんな元気にしてるー?
お友達がいるような気がしていたあの頃も今も
今も
さして代わり映えのない日常を送っていますが
すぎてしまえばゼロのまた次の
その時間に
その瞬間に
その空間に
ハロー輪郭
ハローライフスタイル
ハロー
ハロー
ハロー
ピンクやきいろ
うすいあおみどりのビニール製のうさぎ
サーガをたどるファミリートリー
サドルの盗まれたままの自転車は焼け付く
からっぽの水でっぽう
昼寝の間中勃起してる
ブラザー
ママ
プールの中の油断とエコーのベイビーも重力が半分すぎ
グナイウラヌス
起きてきてシリアルを食べた砂糖にくるまれて箱の中でかりかりしてた
甘すぎて雪の朝ぐらいにベランダでいただく方がいいみたいな
シリアルは甘かった「うー」
朝目が覚めるとそこはもう6時だった
教会の聖歌が聞こえる/ぼんやりと天使が天国のゲートを開いていく





モリマサ公