私誌東京
抒情詩の惑星 

ことばと人間復興ー



僕の頭の中が勝手に作った言葉。
何か我ながら良いイメージです。
だだっ広い道を色々な物を犠牲にして、駆けずり回り、大事な役目があって、会社に遅刻しそうになって、
走る夢を随分前に見ました。
そういえば、僕は寝る前に
コーヒーをよく飲む癖があって、
眠りが浅いのか、わりあい
激しい夢を見ます。
最悪たばことインスタントコーヒーさえあれば、眠れなくっても、
楽しさも忘れる程シアワセ。
寝ぼけまなこで道すら忘れて、
とにかく行かなきゃ行かなきゃと
広い道を走り回ります。
ちゃんと時間には意外に間に合う。
だがしかし、これはなんだろうと言う程、何をすれば良いのか分からない。
でも、結局疲れた風になって黄昏れる程、満期まで何かをやっている。
とにかく、忙殺する。
そうして何だか分からないが、
法定所轄義務を果たす。
...



大正時代、東京の女学校に生徒たちから親しみを込めて「西洋乞食」というあだ名を付けられた英語教師がいた。おそらく、その才気が周囲の人々を魅了し、特に自分を飾らなくても、「この先生は自分たちのありのままを受け入れてくれるに違いない」という印象を与えていたのではなかろうか。
そんな男の勤める学校に、九州から一人の少女が入学してきた。彼女は「本人の希望通りに東京の学校に通わせる代わりに、卒業後は親が決めた許婚者のもとへ嫁ぐ」という条件を受け入れて、家から東京への進学を許されたという話を読んだ記憶がある。(異説もある。)
...

駅前商店街の右側にあるパン屋には
時給200円で働く女がいる
いつも怒られてばかりで
それでも
神様の気分がいい日には
パンの耳を貰えたりもする


まめなひと
やなひと

ミッドナイト
夕暮れ

問答無用
矢継ぎ早

みっともない
ヤリマン

「満ち足りる」

水面に月が満ち足りる
漫画の話題で夜になって
そのまま寝たい

「ムー大陸」
かつて抱いていたムーへの想いは
生活に追われ
かつて抱いていた生活の理想も
生活に追われ
金が高騰し
かつて抱いていた黄金の国は
ジパングと聞いて
生活する

「メトロ」

ナマケモノの顔

「問答」
数ある試験を受けて

精神病院に行ってきた。25年のつきあいになる医師曰く「今から考えると、あなたが詩を書いていなければ、もうとっくの昔に、あなたを救うことは出来なかったかもしれないね」。わたしもそう思っている。書くことはわたしの中で苦渋にまみれた汚物になった。それでも、と一篇の詩をと、そう思う。

格闘技や武術にある程度の興味はあるが、痛いのやだし、心が弱いので道を外れそうだからそっちには行かなかった。
ダンスといえば無手勝流、テキトーな身体です。それより肉体労働について考えるのが私の身体観の軸。それも職人の熟練した技ではなく、ひたすら土嚢を運搬する雑工レベル。つまり私の生業。
だから古武術の驚異的な技や、コンテンポラリーダンスが開示する新しい身体、地域の歴史文化や共同体に根ざした伝統芸能の深みには敬意を払うけど、方向が違うんだ。防塵マスクを外して飲む水の美味さから始めたい。(酒はまた別の話)
...

わたしはわたしという存在から一歩も出たことがない。
わたしはあなたという存在を一度も信じたことがない。

わたしがあなたを疑うのはあなたがひどいからではない。
私があなたに酷いことをできるからにほかならない。

わたしはあなたを潰さなければならないなぜならば

あなたはいなくていいのだわたしのなかに
わたしにはわたしをつぶすことはできない、無理だ。
わたしがつぶせるのはわたし以外のものすなわち
あなたという存在に他ならない。

平和とは何か。あなたがいないことに他ならない。
戦争とは何か。あなたがいることに他ならない。

世界がわたしであるならば何ひとつ問題はない。
わたしがわたしと争うことはありえないからだ。

だから、わたしになれ、とあなたにいう。あなたに頼む。
わたしとひとつになれば、誰も争いを起こすものはない。

...

もう寝る支度ができたんだ
あとは眠たくなったら寝る。
それで今コップに緑茶をついで
カフェインを摂っているので、
そろそろ布団に入りたいけど、
容易には寝つかれんだろう。
夜中目が覚めたら、タバコを吸うので、咳き込むから、
真っ先に何を置いてでもして、
表の喫煙所へいかなきゃ
予定ではその頃には雨もやんで、
夜半過ぎの星宿の人が、
夜空にお疲れの勤務のかたを
帰りましょうとてを引きに浮かぶ
僕は今日は、こんばんわ
星さんもご苦労様でしょう、と
空でも見て思うことでしょう。
みんな星屑になっちゃうんだよ
星の人ってなんか良い

先日、Facebook友達の中川ヒロシさんが詩集「僕がいない町」(土曜美術社出版販売)を出したと知り、さっそく購入しました。
中川さんのFB投稿は、いつも驚かされる内容で、とても心がザワザワします。いつの間にか、中川ヒロシワールドのとりこになってしまいました。
この詩集にはドラマがたくさん詰まっています。
これは、ドキュメンタリーなのか?
まったくのフィクションなのか?ここに書かれていることには、メッセージがあるのか、あるいは、そのような深読みを拒み、ただ受け止めて欲しいのか。
そんなこと、考える必要はない、読んで、その魅力を堪能できたら良い、そんな気持ちで、ページをめくっていました。
感情が引き裂かれそうになる。
気づいたら、腹を抱えて笑っている。
知らない世界に、連れていかれる。
...

夕食の席では、毎晩「ヒロシ、人は、勤めてはいけない」と説き、
「じゃあどうやって、生きて行くの?」と聞くと「強盗さ」と遠くを見つめて酒を煽ってました。
そして、生きて行く為なら、強盗までは神が許して下さるという持論を展開し、過去の華麗な銀行強盗の事件や映画を語りました。

平成のポエトリー史関連について、抒情詩の惑星に過去に掲載された原稿へのリンク集です。
これらはその歴史の一部であり、全体を網羅しているわけではありません。
補完が足りないぞ!という方はご寄稿お待ちしております。

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