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馬野ミキ責任編集

抒情詩の惑星 

人間復興ー

マスクのなかの声と言葉を

ごく一般のフツー人の、胸に
通じる詩、言語、表現力を提示していこうとする態度がこのサイトの趣旨です。
2021年10月1日創刊


イラスト:ぴき

子供の頃に同級生からファミコンの天才と呼ばれていた。
対戦型のゲームで負けることがなかったからだと思う。
当時は手先が器用でいとも容易く完璧なプレイが出来た。
まるで完璧であることだけが普通のことであるかのように。

『スーパーマリオブラザーズ』は目を閉じたまま全面クリア出来た。
敵の出るタイミングが一定なので音だけ覚えれば良かった。
BGMのこの部分で敵が出るのでジャンプで避けるとSEが鳴る。
そのBGMとSEの組み合わせを覚えれば避けるタイミングが分かる。

『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』を初見で全面クリアした時には気味悪がられた。
僕自身も何故そんなことが出来たのか分からず自分で自分が怖かった。
いわゆるゾーンに入ると無意識的にそういう不思議なことが起こる。
...

ファミリー・コンピュータ(以下ファミコン)が発売された当時、私は小学校6年生。まだまだゲーム・ウォッチの虜だった。私が唯一もっていたのはバンダイの「バクダンマン」。年上の従妹のお下がりだったと記憶している。ゲーム・ウォッチが5000円前後なのに対して、ファミコンは本体だけで14800円。しかもそれだけは遊ぶことができず、更に5000前後のソフトを購入しないといけないのだから、小学生には大変に高価な代物であった。そして、我が家は、断固として子供にゲームは買い与えない(というか、そのようなものの存在も知らないような)方針の家庭であった。そもそも当時の両親は、仕事に明け暮れており、子供の世界でどんなものが流行しているのかには、まるで興味がなかったのではないだろうか。当時の両親に仕事以...



もうおなかいっぱい?

おでこに手を当てるようにこっちを見るね


きみとの思い出は
おちょこで飲みたい
とくとく注いで
ちびちびやりたい

きみとの喧嘩は
ぐい呑みで飲みたい
片口で満たして
ぐいっとやりたい

きみとの交わりは
コップで飲みたい
升にこぼして
たっぷりやりたい


もうおなかいっぱい?

ねえ
おでこに手を当てるように
こっちを見るのはよして

盃を酌み交わそ

わあ、このお人形あなたが創ったの?凄いね〜!
いまにも喋り出しそうね。
ユミの部屋の飾り棚に置かれたアンティークドールはガラスの瞳が埋め込まれた
本格的な人形だった。
関節もちゃんと曲がり、ゴブラン織りのドレスもとても似合っている。
私とユミはデザイン学校の同期、結婚後も隣町で暮らしているのだがお互い子育てで忙しく会うのは結婚式以来だ。

ありがとう、と人形の傍らで静かに微笑むユミ。彼女は最初の子供を死産でなくしていた。

それはまず
第一に
人に見せないで書くほうがいい とおもう

SNSにかっこいいこと事を書くことを
焦らないで

ノートを買って
自分へ接続する
IDもパスワードもいらない
生まれたての君だ
うわついて ふらふらと
他者や
世界に接続するということとの
バランス感覚は
とても難しいもので
誰だって一人残らず
例外なくそのことについて苦しんで
きみの先生も、父母も
銅像になった人も
そのことについて苦しんだ

これから詩を書くきみへ
詩っぽく しようと
体裁を整えなくてよい!
凹凸の無いパズルは組み合わさらない
みんな丸くなってぶつかりあってる
にゅーす みてる子どもが感じてる
矛盾を
同時に 成立させていい...

大学生の時にバイトしていたレンタルCD屋のK社長が、
「これからはファミコンの時代や」と生ビールを飲みながら言った。
翌週にはバイト先のレンタルCD屋は
中古ファミコンの販売・買取ショップに姿を変え、
なぜかおれはバイトの大学生なのに
店長として2店舗ほど任されることになった。

現在37歳。
私は一か月前、脳腫瘍の開頭手術をした。
10万人に一人といわれる、聴神経腫瘍だった。
脳の手術というと、星野源もくも膜下出血になり、辛すぎて今すぐに二階の窓からできるものなら飛び降りたかったとエッセイで語っている。
女医の西川史子先生も、「神様、もう許してください、」と泣きながら願ったと...。
私にとっても、人生で一番かな、きつい経験になった。
病気発覚から、手術、現在まで振り返ってみたいと思う。

三年前くらいから、健康診断の聴力検査で片耳がひっかかるようになった。
低い音が聞こえなかったり。
高い音が聞こえなかったりまちまち。
一度耳鼻科に行ってくださいと言われていたけれど、気にならなかったので放置していた。
...

信じる
ことは仮定法の希望だ
愛する
と似ている
永遠ではないと知っているのに
知らないふりをして
信じる ことにしているだけなのだが
やっかいなことに人は
「ことにしている」ことを往々にして忘れる

朝の光がカーテンを揺らす
この光は、昨日の光とどう違うのか
覚えていない、昨日のことは
明日はどんな光がさすのか
わからない、明日のことは
いま世界を満たすのは
ただこの光だけだ

犬を飼ってはダメな家でした。
猫も飼えませんでした。
仲の良い友達の家には犬と猫とニワトリがいて、
羨ましく思っていました。
それから、友達の家にはファミコンもありました。
自然と私はよく友達の家に行きました。

馬野ミキ責任編集「抒情詩の惑星」2021.2022/ManoMiki  Head Director「The Planet of Lyrics」2021.2022

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