「4月29日」ヒラノ
「まったく!金ねーし!」
休みだ、というかどこにも所属していない透明な無職だ
まぁ、一悶着あったわけだが
それはいい
一つ言っておくよ橘くん?俺が辞めた後、君はクビになったよね?ウケるよw
令和6年4月29日、俺は悩んでいた
遊び行きたいな!タジマ君のパーティーがある
ゴウちゃんも来るだろうし久々に会いたい
「えっ?」
布団の上で金勘定をしてたあぐらをかいていた俺が天井を見上げた瞬間、木目のその天井に稲光が走った、本当に稲光
1秒も無いよ?ビリビリビリ!と左から青い光が走った、走り抜けて行った
「なにこれ?」「わ、怖っ!」
何だよこれ?今までに無い経験で身震いした
その稲光はそれ以来、現れていない、今の今も
何かの厄払いでは無いが、ハっ!とした
「今日は行こう!」
夕暮れ、地下鉄日比谷線に乗り入谷から中目黒まで向かう40分...