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私誌東京
抒情詩の惑星 


専門家や愛好家ではなく、すぐ隣にいる誰かに通じようとする詩
ことばと人間復興ー

挿絵:ぴき


ちょうど良かった。
パーティーには飽き飽きしているところだったんだ。
お前もさんざん見てきたところだろ?
信じることの尊さと信じることの嫌らしさ。
今日から大人しく寝ることにするよ、
8時間たっぷりと。

誰のせいでもなかった。
とっとと帰れば良かった。
皆んな帰らないでくれとせがんできたけど。
それでも誰のせいでもなかった。
パーティーは続く。

やっぱり皆んなと居続ければ良かったのか。
誰のせいでもなかった。
どうぞ不義理な奴と言ってくれ。
ああ、冬が極まる。





生成AIで作った画像が溜まったので
グラビアアイドルコンテストを開いた
自分は何人かいる審査員のうちの一人か或いは企画者かも知れない
性の商品化なんちゃらと言われないために、ミスターコンテストも同時に開くかもしれない
アリバイ作りだ
つーかじゃあ肉体労働は性の商品化じゃないのか、まぁいいけど・・・
水着、ビキニフォルダから画像を選抜していく
出身地、年齢、年齢は今大会の場合16歳から39歳までとした
賞金1000万円 その後の芸能契約等は無し
あなたの人生を変える時間です!
職業、身長、スリーサイズ、ブラのカップ
この辺りを画像編集ソフトで記入、想像していく時は一つの大きな興奮の波となる
数値化、言語化すること
画像は、今はネットで拾った外人の画像を日本人に変換させている
...

H子はメンヘラだけれども、とてもピュアなやつで、つまり私もピュアだから気が合うわけで、ピュア過ぎてしまうからだいたいいつもぶわあっと喋ってしまう。

東京の西、といっても地図上では東京のど真ん中に府中という市がある。その府中市のすみっこに武蔵野台駅がある。駅から徒歩三分、駅ちか、バス・トイレ別、鉄筋コンクリート、築三十五年のアパートに橘麻子は住んでいる。

僕が病気になって手術前夜、病院の廊下を歩いていた。
手術後、しばらく歩けないかも?なので、寝たきりにならないように。
全然知らないおじさんが話掛けて来て
「君は俺よりだいぶ重いな」と言う。
そして、そのおじさんはアメリカ株に投資しているらしく「君はアメリカ株をどう思うか?」
と聞く。
「僕は明日の朝手術で、この病気は結構難しいらしくて、早めに寝たい」と言った。
それでも彼はアメリカ株の有望さを、僕に語り続けた。
やがて、10時消灯の病院の電気が、消えて
真っ暗な廊下を、自動販売機の灯りだけが照らした。
自動販売機の、Yakultだけが、売り切れていて、その赤の照明が病院の廊下に滲んだ。
Yakultのシロタ株が、癌に有効だと、みんなが信じているのだろうなと思うと、胸が締め付けられた。
...

プウルサイド
大中小の濡れた足跡
善良さうな市民らの噪音が
サベツサベツサベツサベツサベツ

耳許で私語かれること幾度も
偽り通してはきたが
私もどうやら

プウルサイド
体調管理休憩終了のホイツスル
バタ足で一齊に撥ね上がる水音が又
サベツサベツサベツサベツサベツ

聞こえてやれンこと幾度も
白ゴムの水泳帽が浮かび沈み
御子息御息女規則正しくさ
サベツサベツサベツサベツサベツ
サベツサベツサベツサベツサベツ
サベツサベツサベツサベツサベツ
サベツサベツサベツサベツサベツ

水飛沫刻ム
ビイト板に刺さる誰ぞの乳歯
小麦色の幼きあばらやすねや
眞夏の優光は皆に(ビヨウドウ)
満遍なく惠みある筈なのに
項垂れたspeakerから
プウルサイド
プウルサイ

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