ようこそ現代ポエムの世界へ( ・෴・)

私誌東京
抒情詩の惑星 


専門家や愛好家ではなく、すぐ隣にいる誰かに通じようとする詩
ことばと人間復興ー

挿絵:ぴき


もうすぐ昼が炊けるけど、その前に何か軽く食べたいな。お財布スカスカだけど、えーっと、200円と幾らかはあるな。バニラアイスで良いんだけど、出来たらジャンボフランク2本腹ごなしに食べたいな。無計画にお財布からはたいちゃうから、バニラかな。エレベーターの中でお財布の中見て、と。アイス店内で。レジを打ってもらいました。椅子に座っていつも通りのバニラアイス。先日どーのこーのと頭の中で喧嘩になっちゃったダンディなオジサマ辺りにアイスと言えばバニラですよね〜、なんてそろそろいつも通りのお買い物のお時間かな?いつも大体時間が一緒なんだけど。あたまが栄養スカスカはいっぱいになった。帰って卵かけご飯だ。店を出てタバコを吸っていたら、あら。来たんだ。水滸伝によると、これから108名の猛者がお店に向かわれる...

店名《Red Zeppelin》*箱型
評価☆
地場の客引きに促され
店内は暗い、いやに暗い。
合皮のソフア。低い仕切り板。
薄い烏龍茶。crocs。強芳香剤。
手動の自動ドア。少年少女の船。
栓抜。観葉植物。東京五輪。
小さな話し声。八〇〇〇円。
すると帷の襞から
女がぬめつと涌き出てきて
よろしい、ですか、と
わたしは、ええよ、と
女の顔であらうあたりを
チヤツカマンで照らしてみると
女の顔であらうあたりに
洞は黒闇々茫洋として有り
偽物のPOP ARTを背にし
ほら、ほらみてみンさい、
座姿、パンタグラフ。歎異抄。
冷房の臭気。うがゐ薬。落下傘。
黒下着。浮き肋。鎖骨。静脈。
夜、されど夜、ひたすら夜。
女の首から上が
洞なのだからして、ほら、
わたしも首ごと吸引されて
評価☆☆
幼蟲のやうな球体で
店前に転がされてゐた。。

ちょうど良かった。
パーティーには飽き飽きしているところだったんだ。
お前もさんざん見てきたところだろ?
信じることの尊さと信じることの嫌らしさ。
今日から大人しく寝ることにするよ、
8時間たっぷりと。

誰のせいでもなかった。
とっとと帰れば良かった。
皆んな帰らないでくれとせがんできたけど。
それでも誰のせいでもなかった。
パーティーは続く。

やっぱり皆んなと居続ければ良かったのか。
誰のせいでもなかった。
どうぞ不義理な奴と言ってくれ。
ああ、冬が極まる。





生成AIで作った画像が溜まったので
グラビアアイドルコンテストを開いた
自分は何人かいる審査員のうちの一人か或いは企画者かも知れない
性の商品化なんちゃらと言われないために、ミスターコンテストも同時に開くかもしれない
アリバイ作りだ
つーかじゃあ肉体労働は性の商品化じゃないのか、まぁいいけど・・・
水着、ビキニフォルダから画像を選抜していく
出身地、年齢、年齢は今大会の場合16歳から39歳までとした
賞金1000万円 その後の芸能契約等は無し
あなたの人生を変える時間です!
職業、身長、スリーサイズ、ブラのカップ
この辺りを画像編集ソフトで記入、想像していく時は一つの大きな興奮の波となる
数値化、言語化すること
画像は、今はネットで拾った外人の画像を日本人に変換させている
...

H子はメンヘラだけれども、とてもピュアなやつで、つまり私もピュアだから気が合うわけで、ピュア過ぎてしまうからだいたいいつもぶわあっと喋ってしまう。

東京の西、といっても地図上では東京のど真ん中に府中という市がある。その府中市のすみっこに武蔵野台駅がある。駅から徒歩三分、駅ちか、バス・トイレ別、鉄筋コンクリート、築三十五年のアパートに橘麻子は住んでいる。

僕が病気になって手術前夜、病院の廊下を歩いていた。
手術後、しばらく歩けないかも?なので、寝たきりにならないように。
全然知らないおじさんが話掛けて来て
「君は俺よりだいぶ重いな」と言う。
そして、そのおじさんはアメリカ株に投資しているらしく「君はアメリカ株をどう思うか?」
と聞く。
「僕は明日の朝手術で、この病気は結構難しいらしくて、早めに寝たい」と言った。
それでも彼はアメリカ株の有望さを、僕に語り続けた。
やがて、10時消灯の病院の電気が、消えて
真っ暗な廊下を、自動販売機の灯りだけが照らした。
自動販売機の、Yakultだけが、売り切れていて、その赤の照明が病院の廊下に滲んだ。
Yakultのシロタ株が、癌に有効だと、みんなが信じているのだろうなと思うと、胸が締め付けられた。
...

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