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私誌東京
抒情詩の惑星 


専門家や愛好家ではなく、すぐ隣にいる誰かに通じようとする詩
ことばと人間復興ー

挿絵:ぴき


「盲導犬になれる犬の種類は限られる」
僕の先輩の口癖だ。
これは人間にも言えることで、人種によって、ある程度傾向はある。
オリンピックの100M決勝を見ると、出場している国は様々だが、ほぼ黒人ではないだろうか?
またIQにも人種による偏りがあるし、性格、例えば衝動性を抑える能力も違う。
これらをメディアは言わない。
しかしこれを語らずに移民問題を語ることは片手落ちではないか?
もちろん同じ日本人の中でも、それぞれに違うのは当然で、僕のIQは低く、性格は怠惰で、わりと嘘を言う。
居酒屋で、隣のテーブルの女子の気を引くために、「昔プロ野球テストを受けたことがある」と言ったこともある。

馬野ミキの詩を初めて読んだのは「子供の晩年」という詩集を買ったのがきっかけで、それが凄い良かった。音楽に喩えると3コードのパンクロック的な、難しい言葉や引用なんかも無いので目線が自分と同じ高さで、自分にもこういうの出来るかもと思わせるような、そんな親しみを覚えた。それから時を経て第三集「キム」を読んだ時は本当やられたって感じで今でもあの感動の震えは忘れない。

そうですね、荷物を下ろしましょうか。
ごちそうさまです、積み上げたものはちゃんと隠しましたか。
私のできることは、問いかけることばかりだったけど、
それはあなたに届くのだろうか。

あちらのお城が落ちました。
こちらのお城に住みましょう。
こちらのお城が落ちました。
そちらのお城に住みましょう。
腐っても泰平の世、
食う寝るところに困らない。

あちらの大将につこうかしら。
こちらの将軍につこうかしら。
どちらかに肩入れしなきゃならない時は、
どちらからも逃げなきゃならない時。
腐っても泰平の世、
隠れる場所には困らない。

そうですね、攻めたり守ったりしましたよね。
ご覧なさい、あなたはあなたの役割を果たしました。
私のできることは、問いかけることばかりだったけど、
それはあなたに届くのだろうか。

無理に団結しましたか。
...

昨年の秋、谷中にある工房ムジカ(BAR日暮里モンパルナス)で飲んだくれていたとき、店内に流れていた曲の歌詞が耳に入ってきた。その瞬間、とても強く魅了された。

夢は必ず叶うから なんて夢を叶えた人達が 臆面も無く唄うから 僕らの居場所は無くなった 愛し愛される事がすべてさ 愛を手に入れた人達が 臆面も無く唄うから 僕らの居場所は無くなったんだ(虐げられた民「居場所」より引用)

流れていたCDの冒頭の、この歌詞が、理屈抜きでダイレクトに僕の中に響いてきた。
僕は、人間はどんな生き方を選んだとしても、その場所で理不尽な目に遭わされることを強いられる存在だと、いつしか学ばされた。それは、スクウェアな道を歩んでも、もっと解放されていたいと外れた道を歩んでも、どっちにせよ変わることはない。
...

Hがしたり顏でおマンチヱが熱いぞと
stone rosesを攜えてきたがどうにも
踊る氣にもなれず專ら初期パンばかりで
鼓膜も硬化してゐたのであらふよ
(膜)と謂へばこれですよ、これ
アイアンメイデン達がナプキン越しに
アニメイデアを物色してゐるフロアよ
交涉するもなにも血眼なものだから
互いに弱味と打算の合致すればそれで
六疊閒にコスモスの酷い擴がり畫
安全ピンで繋ぎ留めた黑いリボンに絡まる
黃ばんだガアゼのほうたいのほつれ奉じる
ノンツインテイルで折れやすいX脚しかり
ペラいゴスロリを剥ぎ毟れば
足首にかけて蚤にかぶられてゐる
手首を鐵ヤスリ狀にかぎつてゐる
乳首はクレヱタア兩陷沒してゐる
自らをボクと稱する女であつた
二次元を三次元にぶちまけて
アクリル塗料を淡く憐れみよく
描きイの親不孝通りから更にアンダア
...

平成38年にもなってコンビニ店員をしている俺はもはやプロ、ではなくまったくのゴミで、たとえばレンジでパスタを温めれば爆発し、コーヒーマシンを洗浄しては爆発し、ポテトを揚げればフライヤーが爆発する。なので、「お前はもう便所掃除だけしてろ!」と鼻毛の飛び出た店長に一喝され、おかげでうちの便器は狂気的なまでに輝いている。

精神科のあと
久し振りによるの池袋を歩く
馴染みの個室ビデオがいくつも無くなっていて、ネカフェか和風の居酒屋になっていた
スマホをみて歩き続ける馬鹿と、路上でキャリーケースを持って立ち止まっている呑気な外人が増えた
駅前公園で日本酒のペットボトルを開け、パルコ脇ウィロードを抜けて北口へ
喫煙所のまえで客を待つ女が知人に似ている
以前脱法ドラッグを売っていた中華ビル
ガールズバーの呼び込み
横断歩道パトカーが自分の目の前で止まり、助手席の婦警と二秒くらい見つめ合う
美人だ
三徳山を登る時に恋人に買ってもらったナイキの靴が、香車のように桂馬のようにずんずんとおれを街に進める
ソープランド、焼き肉店、客引きと客引きは違法ですという豊島区のアナウンス
それでも昔からずっとやっている汚い小さな飲み屋なんかもちょこちょこ健在
...

12月18日木曜日
ひさしぶりに新宿ゴールデン街で飲んだが
一点の灯り以外はクソつまんなかった
もう遠征しなくていいかなと思った
ホテル1万円とかもったいない
ホテルのフロントがチェックインのときにもたもたしてるし
一軒目はバーテンダーがサックスプレイヤーでセッションで
お世話になっている人で
ひさびさしゃべりたいと思っていたが
なんか革ジャン着た中身スカスカのおしゃべりの客が
べらべらとバーテンダーをロックオンして
俺はずっと黙ってぼおっとしていた
何しに来ているねんという話だが
次に行く店が開店する時間になったのでチェックしたが
そうしたらそいつが僕ばかりしゃべってすみませんと
自覚あるなら半分で沈黙せえと
まあ言わないが
そうやって気の毒がられるのもむかついた
二軒目は開いてなかった
オーナーに連絡したら遅刻だという
...

「わが地名論」連載にあたって
詩の中に地名を書くこと。その意味を探ること。これは僕自身の詩集に関わりながら展開する「わが地名論」。この連載を通して〈地名とは何か〉〈詩とは何か〉を考えてゆく。

「屁に返事すると死ぬらしいよ?」
そんな噂を聞いたことはありませんか?

17才の時だと思います、今ぐらいの季節で母親は晩飯を作ってくれています

「あ、オナラ…」思いのほか大きい音が出て「あっ!」っていう時にはお尻が1cmぐらい宙に浮いていたと思います

「ぷっ!」とか「ぶぅ!」とかじゃなくて「ぶわっ!」という「これ、大丈夫?」というビッグショットでした

そしたら母親が「へ?なに?」とフライパン返しを置いてわざわざコタツに入っている僕に返事を聞きに来ました

「屁だから!」「オナラだから!」「今のオナラだから!」言い訳する方もつらいのです
僕は夕食を待ちつつ悲しい気持ちになったのを今も覚えてます
当の母親と言えば「なんだ、オナラかぁ!」とケラケラ笑ってましたがこっちとしてはそれでころでは無い

「それ、屁だぜ?」

...

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