過去の記事

囀る君は既に鳥だ
空の青に溶け
森の緑を解く君は
既に鳥だ
なおも鳥になりたいと願う君は
何を求めているのか

風の伴奏か
木々の喝采か
冴えた月明かりに
瞼を伏せて
宇宙の語りに聴き入る翼
羽ばたく君は既に鳥だ

君よ
天の琴線となる一筋の銀であれ
琴に触れる私は既に詩だ
なおも詩になりたいと願う

君よ
天の琴線となる一筋の銀であれ
そして私は震える魂になる

吟じるあなたは既に詩人だ
人の波に溶け
街の青を解くあなたは既に詩人だ
なおも詩人になりたいと願うあなたは
何を追っているのか

ネオンの声援か
雑踏の拍手か
冷えた無関心に
口を結んで ...

手を伸ばそうとすると斬りつける
スラッシュ
斜めになって滑り落ちる
滑り落ちた断層はそのまま

建物や森は引きちぎれる

どうして
嘆くひとの声
どうしようもない
滲む雨の遅れ

なかなか登れず溜まりに溜まって沼になる


スラッシュ
大陸ごと分断する






僕しかいない部屋で色々考えた。
僕と君
しわくちゃになっても闘って、
ノイローゼになりながら闘って、
僕と君
一体何の景色を見ていたのだろう。
冷めた笑い、
冷めた笑いに対する大きな声、
大きな声に対する冷めた笑い。
どうしたら良いんだろうね、
もうわかんなくなっちゃった。
僕と君
一体何の夢を見ていたのだろう。
君の健康は 僕の平穏は
争うたびに失われ、
そりゃ、今年の夏が過ごしづらくなるわけだよ。

今迄随分悩みましたけど、幻聴をリセット出来るようになりました。彼や彼女が言っているわけではありません。分かっていてやっているんです。あんまり深い意味はないけど。何らかの作用なら、毒を持って毒を制す。矜持を持ちます。どうやらこの雨は暫くすれば止みそうだ。この二三年、内面では酷い想いをした。沢山発散させた。かと言いつつも、大変勉強になりました。まだまだ続きますが、妄想は止まらない。学校で静かに授業を聞くように、何でも静かにしていれば、そのうち静かな雨音にもすっかり収まるべき形として、雰囲気に埋もれるだろう。何か仕事で時間も忘れて作業でもしていれば、僕の耳も良くなる。さて、珍しい事にパズルでもしてみようかな。1日では完成しないような。よく考えよう。はこを開けたらピースの山だ。うん、隅っこのパ...

子供の頃、母は和裁の内職をしていて、キモノを作っていた。
ある日、その横でTVを見ていた小学生の僕は、みかんの汁を飛ばしてしまった。
キモノは当時何十万もした。僕はもちろん何度も謝った。
母は、僕の謝罪を聞く事さえせずに、慌ててシミ抜きをした。
そして、キモノを僕に見せて、「おまえの目から見て、どう見える?」と僕に迫って来た。
僕が「僕は何処にシミがあったか知ってるから、まあまだシミが分かるかな」と答えた。
母は裏のおばさんを電話で呼んで「真っ新な目で、このキモノ見て何か感じる?」と霊媒師のように迫った。
おばさんは「みかんの汁かなんか飛ばした?」と即答した。笑
あれから、どうしたんだろう。
あの日と同じ夕陽がまたそこに沈んでいる。

カバンの中にいつも小さなぬいぐるみがいる。キーホルダーとして使える部品がついているから、ぶら下げればいいのだけど、ちぎれてどこかへ行ってしまいそうなので、カバンの中のポケットにそうっと入れる。入れるというか居る、居てもらう。恥ずかしながら、わたしはただの「もの」として彼らを扱えない。恥ずかしいけど、四つの頃からずっとそうだ。家にはたくさんぬいぐるみがいて、それは、可愛いとか可愛くないとかではない。彼らは、「もの」じゃないのだ。自分の弱いところがぎゅっと可視化された生き物たち。彼らにはそれぞれ名前も、人格もある。

2011年のアメリカ映画で、「The...

木々がざわめくように
大勢の蝉が鳴いている
鳴き声が
身体の中まで響いてくる
それに共鳴するように
私の鼓動も広がっていく
風が吹かなくても
生きていることがわかる
影の中では
鉛色は暖色とみなされる

世界を抱きしめるように
一歩ずつ
水面に近づいて
きらきらと輝く光に
向かうカマキリよ
あなたは
どうして
光に惑わされるの

それはね
お腹に針金虫がいるからよ

針金虫の故郷は
今も無自覚の奥に潜み
記憶の故郷へ
導いてくれる
人間のはらわたにも
あてどなく渦巻く
針金虫は
あなたの故郷を知っている
ふるさともまた...

取り壊された建物の跡地、気がついたらふんわりと何か別の建物が出来上がっている

飛騨は高山にて毎年夏に開催れる「高山建築学校」にゲスト講師として参加して
「高山建築学校のうた」を作詞作曲、演奏してきました。

あれは小学3年生ぐらいだったと思う
当時の潮流としてシェルティ、シェットランドシープドッグが流行っていた
シェルティ、ハスキー、レトリバー、ダックスフンド、チワワ、フレンチブルドッグ、トイプードルと流行り今に至ると記憶している
(ご存知かと思いますがスタンダードプードルは笑っちゃうぐらい大きいし、フレンチブルドッグはゲイが好んで飼育しています)

その時、その時代の犬種で流行りがある

わんこは工業製品では無い、「はい!今欲しい!」そう言って仔犬はやって来ない
しかしヴィトンの新作の様にペットショップに陳列される

誰がこの流行りのわんこのトレンドを操っているのか?という疑問が浮かんできませんか?
犬だよ?わんこだよ?雑種だろうがなんだろうが普通にみんな可愛いだろ
血統書ビジネスには誰も触れない

...

PART 4 海の時代へと


一 半島から(1)


鼠の群ではなく
一匹いっぴきが名前を持ち
行き場を失くして走っている
どこでなら自分が生き延びられるか
ただそれだけを考えて

にんげんが居場所を奪われている
にんげんが居場所を失っている
安心していられる場所
心を寄せられる人の姿を
誰もが見失っていく

半島に足音が響き渡る
半島に鳴き声が響き渡る
鼠がいま 人間になろうとしている
鼠はいま 海へ向かおうとしている

二〇一八年 八月 十九日



二 祭


「祭を始めるんだ」と誰かが言い出した
「祭を始めるんだ」 誰かがそう思い込んだ...

美しい言葉を複雑に入り組んだ隠喩に絡めて端正に綴る。
言葉と言葉の繋がりを日常語の意味の縛りから解放し、新たに開かれたイメージへと転化する。
シュールレアリスム、ダダイズム、フォルマリズム、かつての形式や思想を受け継ぎさらに先へと進化させる。

蝸牛や蛞蝓が列を為す
雨のメロディー
誰も住まなくなった一軒家
冷たい風呂場にお祭り囃子の調子で
雀もカラスもお部屋にしちゃっている
挙句の果てに犬までVIP
うすのろばかまぬけ
うすのろばかまぬけ
繰り返し小雨をジグザグに伝ってきこえてくる
わけないか
それにしても陽気な極楽だな
あっちの蛞蝓がうちの風呂場にいきなり出るから、あれって誰でもそうな気がするけど、びっくりして、シャンプーかけたりポットのお湯をかけたりして、完全なる殺意で排水口へ落とす。
?野間文学賞?
ノミネート?
あ、これね、
ビョーキビョーキ
勘違い。
何か生産性のあることをすれば良いのに。
ダメです。そんなつまらない事を身体を壊してまでやるのは。
石の上にも3年
イスノウエニモ3年。
バカをおだててはいけません。
それではさよなら。

アナーキーで無謀でアナクロで無政府で、萩原恭次郎的時代錯誤的、と見せておいて、その実、冷静に知的に作っているのだろう。まずは、文字の書体だけでも数種類。一般的な明朝体(またはそれに近い書体)、ゴシック体の太い黒々とした書体と、ゴシック体の細めの書体、その上、凝っているのが戦前の活版印刷に似た滲み文字。この他種類の文字たちだけでも、この詩集をどこへ運ぼうとしているのか、予測不可能な感じだ。
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