過去の記事


まめなひと
やなひと

ミッドナイト
夕暮れ

問答無用
矢継ぎ早

みっともない
ヤリマン

「満ち足りる」

水面に月が満ち足りる
漫画の話題で夜になって
そのまま寝たい

「ムー大陸」
かつて抱いていたムーへの想いは
生活に追われ
かつて抱いていた生活の理想も
生活に追われ
金が高騰し
かつて抱いていた黄金の国は
ジパングと聞いて
生活する

「メトロ」

ナマケモノの顔

「問答」
数ある試験を受けて

精神病院に行ってきた。25年のつきあいになる医師曰く「今から考えると、あなたが詩を書いていなければ、もうとっくの昔に、あなたを救うことは出来なかったかもしれないね」。わたしもそう思っている。書くことはわたしの中で苦渋にまみれた汚物になった。それでも、と一篇の詩をと、そう思う。

格闘技や武術にある程度の興味はあるが、痛いのやだし、心が弱いので道を外れそうだからそっちには行かなかった。
ダンスといえば無手勝流、テキトーな身体です。それより肉体労働について考えるのが私の身体観の軸。それも職人の熟練した技ではなく、ひたすら土嚢を運搬する雑工レベル。つまり私の生業。
だから古武術の驚異的な技や、コンテンポラリーダンスが開示する新しい身体、地域の歴史文化や共同体に根ざした伝統芸能の深みには敬意を払うけど、方向が違うんだ。防塵マスクを外して飲む水の美味さから始めたい。(酒はまた別の話)
...

わたしはわたしという存在から一歩も出たことがない。
わたしはあなたという存在を一度も信じたことがない。

わたしがあなたを疑うのはあなたがひどいからではない。
私があなたに酷いことをできるからにほかならない。

わたしはあなたを潰さなければならないなぜならば

あなたはいなくていいのだわたしのなかに
わたしにはわたしをつぶすことはできない、無理だ。
わたしがつぶせるのはわたし以外のものすなわち
あなたという存在に他ならない。

平和とは何か。あなたがいないことに他ならない。
戦争とは何か。あなたがいることに他ならない。

世界がわたしであるならば何ひとつ問題はない。
わたしがわたしと争うことはありえないからだ。

だから、わたしになれ、とあなたにいう。あなたに頼む。
わたしとひとつになれば、誰も争いを起こすものはない。

...

もう寝る支度ができたんだ
あとは眠たくなったら寝る。
それで今コップに緑茶をついで
カフェインを摂っているので、
そろそろ布団に入りたいけど、
容易には寝つかれんだろう。
夜中目が覚めたら、タバコを吸うので、咳き込むから、
真っ先に何を置いてでもして、
表の喫煙所へいかなきゃ
予定ではその頃には雨もやんで、
夜半過ぎの星宿の人が、
夜空にお疲れの勤務のかたを
帰りましょうとてを引きに浮かぶ
僕は今日は、こんばんわ
星さんもご苦労様でしょう、と
空でも見て思うことでしょう。
みんな星屑になっちゃうんだよ
星の人ってなんか良い

先日、Facebook友達の中川ヒロシさんが詩集「僕がいない町」(土曜美術社出版販売)を出したと知り、さっそく購入しました。
中川さんのFB投稿は、いつも驚かされる内容で、とても心がザワザワします。いつの間にか、中川ヒロシワールドのとりこになってしまいました。
この詩集にはドラマがたくさん詰まっています。
これは、ドキュメンタリーなのか?
まったくのフィクションなのか?ここに書かれていることには、メッセージがあるのか、あるいは、そのような深読みを拒み、ただ受け止めて欲しいのか。
そんなこと、考える必要はない、読んで、その魅力を堪能できたら良い、そんな気持ちで、ページをめくっていました。
感情が引き裂かれそうになる。
気づいたら、腹を抱えて笑っている。
知らない世界に、連れていかれる。
...

夕食の席では、毎晩「ヒロシ、人は、勤めてはいけない」と説き、
「じゃあどうやって、生きて行くの?」と聞くと「強盗さ」と遠くを見つめて酒を煽ってました。
そして、生きて行く為なら、強盗までは神が許して下さるという持論を展開し、過去の華麗な銀行強盗の事件や映画を語りました。

平成のポエトリー史関連について、抒情詩の惑星に過去に掲載された原稿へのリンク集です。
これらはその歴史の一部であり、全体を網羅しているわけではありません。
補完が足りないぞ!という方はご寄稿お待ちしております。

自分の卒業式は泣かなかった。
他人の卒業式は馬鹿みたいに泣けたのに。
何故だろう。
小学校も、中学校も、高校も泣かなかった。
むしろ泣けるどころか泣いてる子を見て

笑ってた。

学校が嫌いだったから。
友達なんて
誰一人としていなかった私は
3月1日に至るまで
どんな風に過ごしていたのか
今ではもうすっかり
忘れた。

ポン助、おばあちゃんが飼っていたシーズー犬、彼には親友と呼べる二人がいた。

一人は雑種だったのかな?自分の犬小屋の下に2mほどのトンネルを掘り、そこをセカンドハウスにしていた。
ポン助が家を脱走すると、ほぼ100%の確率でそのトンネルというか、シェルターでくつろいでいた。

では、もう一人は?茶トラの野良猫だった。散歩で鉢合わせになった時には、キャッキャ!キャッキャ!と、お互い楽しそうにじゃれあっていた。


「ちょっと待て、君らはどうやって仲良しになったんだ?」

YouTubeにも犬と猫の仲良し動画が沢山ある。

待て待て、君らは身分証を持っていないわけだからスマートフォンは契約出来ない。
そして犬語と猫語の変換アプリなんていう存在も僕は聞いたことが無い。

...

なんだこのトーンの声は。
と思って許容範囲をとっくに越えた。それから普通の物音や声や自然な音を頼りに処方薬を飲んでいた。
わからない わからない
なにがおかしくてなにがわるいのか。聞こうとすれば、たしかに半分くらいはヒントや答えになっているものなのか。暗い話は正にそこ。
みんな生きているのに皆なんて
全部消息を確認出来ません。
部屋のなかにじっとしているのも
おもてへ出るのも、ここまでくると、変わらない。もう一歩が肝心。
誰かがくしゃみひとつすれば変わるものかな。
あの動画のコンビニ店員さんも
どこかで見た気がするし、
面白い人。
たまご買ったっけとは思っても、
取り敢えずはお財布持って
行ってみたら良い。
誰に聞いてもほんとう?
ってきかれる。
信用問題があるから、小銭の枚数セットを暫くしているあのかたが、
...

真夜中の心の叫びを
翌朝聞かなかった事にして
ノートを閉じる。
無かった事にもしない。
朝は朝の心の叫びを書きとめて。
2つの思いは消えない。
薄まりもせず
重なる。
そうして、それが
私の輪郭となる。



多重露光

誰が猿から進化したって
僕はダーウィンに会ったことが無い
コロンブスが見つける前から
インドもアメリカも存在していたのに

ニューヨークでお寿司を食べることは
とても贅沢な事です
パリでおにぎりを食べるためには
行列に並ぶということです

白人は何も分かっていない
白人は何も分かっていない
白人は何も分かっていない
私は白人を奴隷にしたい


新しいカタカナがまた輸入されて
ウイルスみたいに拡がる
ウォシュレットでケツ毛の糞も解かせる
この美しい東アジアの国へ
ねえ
この肌の色が
黄色にみえるのだろうか?
きっとキットカット
アメリカ人は疲れている
フランス人は疲れている
イギリス人は疲れている
支配することに疲労している
知性に疲労している

ぼくのこの肌の色が
黄色にみえるのだろうか?

詩と他の文章の違いを湯原くんに問われた時
ばこばこ改行しまくればいいw
と言って笑わせてしまったことがあるけれど
この論理はエンターキーを押す時にりずむが産まれるためにあながち間違えでは無いのだが
先日、建築現場の休憩時間に
詩と日記の違いを問われ
それはほぼ日記のような文章を「蟻鱒鳶ル売り鱒」に自分が書いていることもあると思うが

詩と日記の違いを自分は即答できなかった
分からなかったからではなく、そんなことを言語化する発想がなかった
それからその命題をことばにしようとする働きが
一日に2分くらいは自分の脳内でふつふつとしてはしずまった

例えて言えば、ですよ?
例えてないのかもしれないけど。

NIKEのエアジョーダン1というスニーカーがあるのですが。
私はマニアと言われても仕方無い人間ですので、靴底で、そのデザインで、わかってしまうんです。

池袋北口、行ってみてください、若い中国人がエアジョーダン1を履き、みんなDiorを着てる。日本語学校の生徒。
仮に全てが偽物だとしても流通しているルートを僕は知らないし、僕の知ってる不思議な人たちも知らない。

「どこで買ったの?」

池袋の北口ってもう日本語の会話なんて聞こえないし、どいつもこいつもチャイナなの。

「乗っ取られた」
要はハイジャックよ

築地、築地もそう
ハイジャック、乗っ取られた
海鮮丼を売ってる連中はほぼ全員、チャイナだ。おそらくこれはシステムで経営のそれを丸々売買しているようだ。

...

「子ども作っちゃえばいいじゃないですか〜」付き合って長い恋人が結婚に踏み出さないとこぼしたわたしに、Aキちゃんはあっけらかんと言った。絵に描いたような平成の社員食堂だった。会社員時代、大阪のオフィス街船場の自社ビル最上階にある社員食堂での昼休み、後輩のAキちゃんとたまにご飯を食べることがあった。バリバリのギャルで、濃いメイクや絶妙に本音を出すコミュニケーション術を駆使してどこでもカーストの上にのしあがるであろうタイプの女の子で、生粋の陰キャのわたしには眩しい存在だった。作るいうてもどうやって。「ひにんせんかったらええやないですか!」いやぁそれそんなうまいこといくの?昼間の社食であんまり露骨なワードを出さないで、とまごついていたら、遅れてやってきたM本さんが席に付きながら言った。「え?た...

最後に

四半世紀ばかり前、詩の朗読の舞台集団T-theaterを僕は立ち上げた。前にまとめたように、当時は「詩の朗読」というと、公民館の一室を借りて研究会の一環として地味に行われることが多かった。ただ、1970年前後のオーラル派の詩人たちの活動を知っていた僕は、僕なりの「詩の朗読」をしてみたいと思っていた。横のつながりをサポートするような媒体がなかった時代。同時発生的に発生してきている流れに触れることはなかった。暗中模索で歩いてきた気がする。
創作という行為は、極めて個人的なものである。ある意味、周囲との交流を拒んだ異常者の行為とも言えるかもしれない。そうした現実と向かい合いながら、集団で何かの表現活動を行うというのは、どのような意味があるのかと考えてきた。

...

母がこの三月で仕事を辞めるという。今年でちょうど七十歳。五人兄妹の長女であり、また、あまり仕事熱心でない祖父を父にもった母が看板塗りをして金を貰ったのは、まだ小学四年生の時だった。以来僕が生まれてからの育児休暇以外で働いていなかった時期はなく、ある時は町工場の社員として、スーパーで試食を勧めるマネキンとして、大学で学食を作る学食のおばちゃんとして、五十九年間働き続けた。もう足が痛いのだそうだ。仕事終わりに自転車のペダルを漕ぐことが、もうできないのだそうだ。

駒子のやうな女が居れば、
わたしの人生が豊かになっていたであらう、と思う。
電車に乗って遠くの駅へ向かう。窓の外、山の翳。

お願いしないで

朝んなってから、「間違えた。」とか言ったって

どうにもなんないの

返してって返ってこないの

泣いてるあたしがブスんなったって

置いて行かないで

責任 責任とって

一生責任とって

くやしい。

ヒドい

別にこちとら

そんなに好きじゃなかったの

そっちじゃん

「惚れた」とかって何?

って感じだし

キモいじゃん

もーやめてよ
出て行かないって