過去の記事

新自由が産まれゆく新自由だからだ

だから黑犀の背中を征き続ける夏野
みながみな己れの足籍を取り込みて
列からひとりふたりと欠けが出たり
前方の子連れ女の倒れ方や慰安の場

新自由が吹いてゆく新自由だからだ

だから露となつた子連れ女の個の部
南風に捲られて逆さ阿蘇の炭化層だ
レジンに閉じ込められた失敗例の種
全世界からうまく切り取られてゐる

新自由が凪いでゆく新自由だからだ

だから子を置き去りにした女の連れ
身嗜みのおかしさから嫌われてゆく
練炭の穴を数えながら夏を誤魔化し
贅肉があつた腹周りさえ売らうとす

新自由が過ぎてゆく新自由だからだ

だから子連れ女はひとり身となりて
淫らな愛の積み上げを湯水のごとく
連日連夜踊つているのだ男の上下で
善悪乱れに乱れて無軌道に冒し始め

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ごめんなさいね、アーティスト。
あなたは素晴らしい才能を持っている。
ごめんあそばせ、アーティスト。
あなたに素晴らしい未来が待っている。

ユーウツをリサイクルして歌を作る
地球に優しいアーティスト。
なんだかおセンチメンタルな顔をしている。
よくってよ よろしくってよ
適当にパスをして。
ありがたくキャッチするから。
勝手に喋っていて。
意味は勝手に見つけるから。

ごめんください、アーティスト。
挨拶だけはちゃんとしようか。
ごめんなすって、アーティスト。
怒った顔が様になってきた。

主義主張を燃料にして歌を作る
人類に厳しいアーティスト。
なんだか丁寧に悩んでいる。
よくってよ よろしくってよ
勝手に走り出して。
勝手に導かれるから。
道路整備をして道なき道を作っておくから、
君 ドラマティックに進んでくれよ。

...

深夜0時になりました。日付けが変わりました。お金が降りる日です。一日千秋の様に待てど暮らせど目一杯にお金が降りて来る事は無いのです。支払いの用事を控えていますので、お金を降ろしたら何項かに振り分け、余った僅かな金銭が10日ばかしの生活費となります。僕は全くお金の事しか考えられない。そして0時半。ATMにはまだ残高が無い。入金無し。この時点でかなり心が折れる。平静を装おって何だかな、なんていうふうに退場する。大体何でも僕は後回しにされる。2時8分。さてと、いつもならこの時間だ。さっさと行かなきゃいけません。でも油断なんかしていないのです。キャッシュカードを通して...って...只今の時間はこのカードは取り扱っておりませんと表示される。もう諦めた。泣き寝入りだ。ATM自体にそんなにお金が入...

居酒屋で、隣に座った老夫婦が「博多出身だ」と言うので「僕は井上陽水さんの大ファンですよ」と言ったら「私たち昔仲人させていただいたわ」と言われたことがある。調べたら本当だった。
昨日、前を走る車を見たらナンバーが「111」で、「あらま!」と思いながらその前に割り込んで来た車を見たら「1111」だったので、これは何かあるな?と思って山道を走ってたら、その次に会った車はなんと「777」だった。
僕は前から購入を考えていた、スバルの車を買うお許しを神から得たと思って、購入を決意した。
しかし調べたらそれはAIの偽情報で、その車は存在しなかった。
昔、自主映画に出演して濡れ場があった時、18才の女の子がどうしても僕とのベットシーンを嫌がって、中止になったことがある。
...

2016年9月、初めてプロのチンドン屋の仕事に出た。
それまでの私はサークルでチンドン屋の真似事をやってはいたものの、チンドン屋が好きでYouTubeを見たり、プロのチンドン屋の現場情報をSNSなどで収集してはこっそり覗きに行ったり写真を撮ったり録音したりしているただのオタク大学生だった。いつかはそれなりに努力して入った大学の名前を利用してそこそこ名のある一般企業に就職するだろうとか思っていた。

それからパソコンを手に入れたのがウインドウズ98だから1998年、前世紀になる東京に挫折し、田舎に帰り工場に勤めたが半年もたたずに辞めたホームページを作ることが流行っていて、日記や詩、短編の小説などをせっせと書いていたこれは後に出会うことになる詩学の寺西さんも読んでいたそうだ田舎での生活に行き詰まりを感じていた自分は、四度目の上京を果すヒモのような日々を送りながらオンラインゲームに興じていたが、ついに恋人に叱られゲームのCDROMをごみ箱に捨てさて次の日から何をしようかなぜか2ちゃんねるの詩・ポエム板に辿り着いた

「おい!スシ!」
「おい!スシ!」

「スシ、てめぇ呼んでるんだろ?」

スシとは鈴木真一の略称であり生魚は一切関係無い
スシは早稲田の法学部卒の司法浪人だった
いつも六法全書を小脇に抱えている意地悪な奴だった
鈴木真一にスシと名付けた鴻巣さんは職場のイタズラっ子的なポジションであった

「ヒラノって憧れのヒーローとかいるの?」と鴻巣さん
「いや、ちょっと思いつかないですけど…」

「じゃあ、鴻巣さんの好きなヒーローって何ですか?」

ニヤリと笑って鴻巣さんはこう言った
「デビルマン笑」

ダメだこれ…

この会社にはマッスルクラブという物が存在しており仕事が終わると日々体を鍛えている
ムキムキの体なのだがそころらのOLなんかより美容意識が高く「香り」に異常に敏感で常にロキシタンの小さい紙袋をマッスルクラブのメンバーは持ち歩いていた...

「盲導犬になれる犬の種類は限られる」
僕の先輩の口癖だ。
これは人間にも言えることで、人種によって、ある程度傾向はある。
オリンピックの100M決勝を見ると、出場している国は様々だが、ほぼ黒人ではないだろうか?
またIQにも人種による偏りがあるし、性格、例えば衝動性を抑える能力も違う。
これらをメディアは言わない。
しかしこれを語らずに移民問題を語ることは片手落ちではないか?
もちろん同じ日本人の中でも、それぞれに違うのは当然で、僕のIQは低く、性格は怠惰で、わりと嘘を言う。
居酒屋で、隣のテーブルの女子の気を引くために、「昔プロ野球テストを受けたことがある」と言ったこともある。

馬野ミキの詩を初めて読んだのは「子供の晩年」という詩集を買ったのがきっかけで、それが凄い良かった。音楽に喩えると3コードのパンクロック的な、難しい言葉や引用なんかも無いので目線が自分と同じ高さで、自分にもこういうの出来るかもと思わせるような、そんな親しみを覚えた。それから時を経て第三集「キム」を読んだ時は本当やられたって感じで今でもあの感動の震えは忘れない。

そうですね、荷物を下ろしましょうか。
ごちそうさまです、積み上げたものはちゃんと隠しましたか。
私のできることは、問いかけることばかりだったけど、
それはあなたに届くのだろうか。

あちらのお城が落ちました。
こちらのお城に住みましょう。
こちらのお城が落ちました。
そちらのお城に住みましょう。
腐っても泰平の世、
食う寝るところに困らない。

あちらの大将につこうかしら。
こちらの将軍につこうかしら。
どちらかに肩入れしなきゃならない時は、
どちらからも逃げなきゃならない時。
腐っても泰平の世、
隠れる場所には困らない。

そうですね、攻めたり守ったりしましたよね。
ご覧なさい、あなたはあなたの役割を果たしました。
私のできることは、問いかけることばかりだったけど、
それはあなたに届くのだろうか。

無理に団結しましたか。
...

昨年の秋、谷中にある工房ムジカ(BAR日暮里モンパルナス)で飲んだくれていたとき、店内に流れていた曲の歌詞が耳に入ってきた。その瞬間、とても強く魅了された。

夢は必ず叶うから なんて夢を叶えた人達が 臆面も無く唄うから 僕らの居場所は無くなった 愛し愛される事がすべてさ 愛を手に入れた人達が 臆面も無く唄うから 僕らの居場所は無くなったんだ(虐げられた民「居場所」より引用)

流れていたCDの冒頭の、この歌詞が、理屈抜きでダイレクトに僕の中に響いてきた。
僕は、人間はどんな生き方を選んだとしても、その場所で理不尽な目に遭わされることを強いられる存在だと、いつしか学ばされた。それは、スクウェアな道を歩んでも、もっと解放されていたいと外れた道を歩んでも、どっちにせよ変わることはない。
...

Hがしたり顏でおマンチヱが熱いぞと
stone rosesを攜えてきたがどうにも
踊る氣にもなれず專ら初期パンばかりで
鼓膜も硬化してゐたのであらふよ
(膜)と謂へばこれですよ、これ
アイアンメイデン達がナプキン越しに
アニメイデアを物色してゐるフロアよ
交涉するもなにも血眼なものだから
互いに弱味と打算の合致すればそれで
六疊閒にコスモスの酷い擴がり畫
安全ピンで繋ぎ留めた黑いリボンに絡まる
黃ばんだガアゼのほうたいのほつれ奉じる
ノンツインテイルで折れやすいX脚しかり
ペラいゴスロリを剥ぎ毟れば
足首にかけて蚤にかぶられてゐる
手首を鐵ヤスリ狀にかぎつてゐる
乳首はクレヱタア兩陷沒してゐる
自らをボクと稱する女であつた
二次元を三次元にぶちまけて
アクリル塗料を淡く憐れみよく
描きイの親不孝通りから更にアンダア
...

平成38年にもなってコンビニ店員をしている俺はもはやプロ、ではなくまったくのゴミで、たとえばレンジでパスタを温めれば爆発し、コーヒーマシンを洗浄しては爆発し、ポテトを揚げればフライヤーが爆発する。なので、「お前はもう便所掃除だけしてろ!」と鼻毛の飛び出た店長に一喝され、おかげでうちの便器は狂気的なまでに輝いている。

精神科のあと
久し振りによるの池袋を歩く
馴染みの個室ビデオがいくつも無くなっていて、ネカフェか和風の居酒屋になっていた
スマホをみて歩き続ける馬鹿と、路上でキャリーケースを持って立ち止まっている呑気な外人が増えた
駅前公園で日本酒のペットボトルを開け、パルコ脇ウィロードを抜けて北口へ
喫煙所のまえで客を待つ女が知人に似ている
以前脱法ドラッグを売っていた中華ビル
ガールズバーの呼び込み
横断歩道パトカーが自分の目の前で止まり、助手席の婦警と二秒くらい見つめ合う
美人だ
三徳山を登る時に恋人に買ってもらったナイキの靴が、香車のように桂馬のようにずんずんとおれを街に進める
ソープランド、焼き肉店、客引きと客引きは違法ですという豊島区のアナウンス
それでも昔からずっとやっている汚い小さな飲み屋なんかもちょこちょこ健在
...

12月18日木曜日
ひさしぶりに新宿ゴールデン街で飲んだが
一点の灯り以外はクソつまんなかった
もう遠征しなくていいかなと思った
ホテル1万円とかもったいない
ホテルのフロントがチェックインのときにもたもたしてるし
一軒目はバーテンダーがサックスプレイヤーでセッションで
お世話になっている人で
ひさびさしゃべりたいと思っていたが
なんか革ジャン着た中身スカスカのおしゃべりの客が
べらべらとバーテンダーをロックオンして
俺はずっと黙ってぼおっとしていた
何しに来ているねんという話だが
次に行く店が開店する時間になったのでチェックしたが
そうしたらそいつが僕ばかりしゃべってすみませんと
自覚あるなら半分で沈黙せえと
まあ言わないが
そうやって気の毒がられるのもむかついた
二軒目は開いてなかった
オーナーに連絡したら遅刻だという
...

「わが地名論」連載にあたって
詩の中に地名を書くこと。その意味を探ること。これは僕自身の詩集に関わりながら展開する「わが地名論」。この連載を通して〈地名とは何か〉〈詩とは何か〉を考えてゆく。