「しかたねー、気にしてたらひとたまりもねー」モリマサ公
精神的になんかてんぱりが止まらず
あの例の自分の限界的底にいつまでもいたわけですが
自分の限界なんであくまで浅ー
「そこ!浅瀬ですからー!」
いつまでも足のつく場所でおぼれてるわけにもいかず
立ちましたよ
もうてゆーことはなんかもう無理なんじゃないのと目覚ましを止め
夢の中で朝という出発の準備を繰り返し
何度も目覚ましを止め
しかしふたたび急におきあがりまぶたをめくり
くるまれたままの状態で昨日のように電球にスイッチをいれ
なんとなく一番に用を足し
二番目にパーソナルコンピューターにログインする
数字を数え
メッセージを表示し
ローマ字を入力し送信し
床が傾いている常に曲がっているのは自分の首と名前のつく場所
背中から新しい文字たちがくずれおちてまたもりあがり迫る
必死でとくにリアルなのを瞬時につかまえてすこしずつ打ち込む
どこもかしこもここという場所にとどまらない
風
波
今という一瞬の出来事
現在の破壊からくる砕けた時間が皮膚を見えない程度にやぶけさしていく
いたみのともなわないはずのない未来が数歩先にかまえてる
空の銃口をかかげながら誰かと話す事は
リアルにむずかしいがゆっくりと話すとできる
冷静なコミュニケーションてにはちょっと遠いかもな
両手がざらざらに荒れている
そういえばなんだか全部ばらばらになりそうだったりする
ここ何週間かという意味でひとつの地上の
けして拡散しない現状にという精神や肉体にどこまでかが謎に
のっぺりとはりつきながら
窓の外を見ているとすでに派手に紅葉が立ち並び
どこの街でもはじまっていて
寒くなれば寒くなるほどやる気が失せて
つまり目標を失いかけているいる状態に
やっべー
とかいいながら
近所のコンビニに住み着いている
やせたねこになにかエサのようなものをほうりなげ
彼女や彼らはすばやく走って逃げていく
からだのなかにちいさく炎が
消えそうでぎりぎりな火種が
まだ見える
東京の夜空の星のようにまばらに少しずつともっている
先週明け方に流れ星をみた
まだだれにもいっていない
事実は飛び交っているようであやふやだ
おまえらと確実に共有できないとなにもかも真実になりにくく
多分真実にならない
くやしさだけがひとにはみえないように痛み残る
理不尽な誰かをひっぱたきたい
そして美しかった昔をおもいおこしながらベンチで目を閉じて
そのあとに歯を食いしばりながらたちあがる
さみしさをまぎらわさず
良く噛み砕きながら
じっくり
歩き出す