「ぬま」西村太一

2023年06月11日

物事を進める上で、要に需要
というものがある。
とある作家は長年創作に打ち込んだが、
もう自分の作品に、
需要というものがなくなったと思い、
活動をやめていたらしい。
無論僕は作家ではないので、
そんなことはお構い無しにつれづれに散文を書き散らす。
久々にそのかたの文庫本を本屋で見てみたら、
沼の写真などが、
綺麗に写っていた。
暗く、葦の繁った黒い沼の写真に、
短文が添えてあった。
それを見た僕は、
この人の作品には、
まだまだ見るべき物があり、
決して見損なえないと思った。
写真って不思議ですね。
その時の心境を表現したり出来る。
分かりやすい。
たまたま僕の趣味じみた事も、
写真をスマホで撮る事と、
短文を書く事なので、
共感出来る部分がある。
もっと深い沼になりたい。 





西村太一