「スーパーマリオブラザーズ1-1-1」 コナン
ここは空気が薄いので長時間いられない。
空気がなくなる前に城に入らなければ死んでしまう。
なぜ城なのか分からないがそんな気がする。
向こうから巨大なキノコが歩いて来る。
キノコなのに歩いてるなんて不思議だ。
道が狭いので避けられない。
ジャンプすれば避けられるだろうか。
しかし自分と同じくらい背の高いキノコだ。
ジャンプして飛び越えられるとは思えない。
とりあえず自分のジャンプ力を試してみるか。
「みよ~ん!」
と気の抜けた音がして凄い高く飛べた。
何たる身体能力だ。
というか僕は一体どうなってしまったのか。
さておきキノコを飛び越えないといけない。
ところがキノコの手前にブロックが浮いている。
どういう仕掛けで浮いているのか気になる。
それより問題なのはジャンプするタイミング。
ブロックに頭をぶつけないようにしないと。
今のジャンプ力ならブロックを飛び越えられるかも。
でも失敗して巨大キノコにぶつかるのは怖い。
ここは空気が薄いので長時間いられない。
空気がなくなる前に城に入らなければ死んでしまう。
なぜ城なのか分からないがそんな気がする。
細かいことを考えている場合ではないのだ。
ブロックとキノコを同時に超えれば良いだけ。
意を決してジャンプしてみると無理だった。
思ったよりジャンプ力がなくてブロックに頭を強打。
その途端どういうわけか硬貨を落とした時のような音が。
「みよーん!」「こいーん!」という感じである。
オーバーオールのポケットの中に何か入っている。
いつの間にかポケットにコインが入っていたのだ。
コインを触ると何だか落ち着く。
コインをもっと集めれば強くなれるに違いない。
なぜか分からないがそんな気がする。
そういや巨大キノコはどこへ行ったのか。
さっきブロックで頭を打った後に目の前にいたはず。
そこで驚いてまたジャンプしたんだったかな。
それでキノコを踏みつけたら消えてしまったのだ。
何とか助かって良かった。
浮いてるブロックはまだ目の前に沢山ある。
頭突きすればコインが出てくるのか。
全部のコインを集めるため頭突きを繰り返す。
すると何故だかブロックからキノコまで出てきた。
キノコから逃げようとしたが間に合わず衝突。
これは間違いなく死んだなと思ったけど生きてる。
でも景色がどうも違うので手足を見るとデカい。
体が2倍くらいに大きくなり力がみなぎっている。
なるほど実はキノコって悪い奴じゃなかったのか。
次のキノコにも衝突してみると手足が小さくなった。
これはもしかすると危険なのかもしれない。
そもそもキノコは毒キノコもあるからな。
ブロックから出てきたキノコだけ安全なのかも。
ここは空気が薄いので長時間いられない。
空気がなくなる前に城に入らなければ死んでしまう。
なぜ城なのか分からないがそんな気がする。
「みよ~~~~~~~~~~~~~~ん」
走った方が良いなと思いダッシュしてジャンプ。
何かめっちゃ飛距離が伸びた。
ダッシュしてジャンプすると凄いんだな。
地下から生えてる土管が邪魔だ。
土管の穴を覗きこんだら中に落ちてしまった。
地下にはコインが沢山あって驚いた。
コインを全部集めて別の土管に入る。
土管から出ると地上に戻っていた。
ブロックの階段を駆け上がると城が見えた。
その前にポールがあり一番上に旗が付いてる。
コインやキノコのように効能がありそうだ。
そう思い助走を付けて旗めがけて大ジャンプ。
「みよ~~~~~~~~~~~~~~ん」
何だかすんごく気持ちいい。
どこからか花火が上がって驚いたけど歓迎なのか?
とにかく城にたどり着けて息苦しさは無くなった。
それにしてもこの城は何なのだろう。
僕は誰なのだろう。
「あなたの名はマリオ」
どこかから声がする。
「君は誰だ?」
「私はピーチ姫」
「知らんな」
「そんなバカな」
「知らんもんは知らん」
「じゃあ別の人に頼む」
「別の人って?」
「ルイージ」
「へえ」
「あばよ」
ここは空気が薄いので長時間いられない。
空気がなくなる前に城に入らなければ死んでしまう。
なぜ城なのか分からないがそんな気がする。
さっきまで赤いシャツを着ていた気がするけど緑に変わってる。
それはさておき向こうから巨大なキノコが歩いて来る。
キノコなのに歩いてるなんて不思議だ。