「チュン太郎天国」 西村太一
2025年02月27日
僕はある日、梟の雛を梟のママから一羽盗んで参りました。その雛にチュン太郎と名付けました。毎夜モフモフして頬ずりをしておりました。寒い冬も暑い夏もいつも癒やされておりました。チュン太郎と名付けましたが、どうやらメスだったようです。チュン太郎はおばけ学校を2年時で優等生で見事に優秀な成績で、卒業しハンバーグ工場でハンバーグを十枚作って二十円貰い、エサはお菓子をもらっているようです。ある夜、チュン太郎の中から、良心が幽体離脱したようで、梟が2羽になりました。可愛いのが増えたので名前をキャベツ太郎としました。何だかスナック菓子のキャベツたろうを工場で作りに行っているらしいので、そういう名前にしました。ところがそうです。お話の展開は、予期していた通り、チュン太郎とキャベツ太郎の間に、雛がいっぱい出来ました。そうして今は、毎晩チュン太郎の海に溺れて眠ります。モフモフは気持ち良いです。