「ドブ色の町」湯原昌泰
2025年01月31日
忘れても忘れられても小便は小麦のごとく光輝く
流されて川の流れは川下に隣の俺は敵じゃねぇから
比例する青春の青空の青便器の白さと俺の歯の白
ゴミまで愛す必要はない思い出の町黄金の川
冬雀チュンチュンチュンチュンうるせえな、お前死んだばあちゃんか?
休日に会社出勤俺一人一番ダセェ服を着て行く
20万払って戻る4000円俺の人生俺の行く道
庭に野良ニワトリがいたことがある
噛まれ轢かれ全滅したが、一羽も食わず庭に埋めた
キラキラピカピカ大都会東京ドブ色の町
燦然と光は光輝いてお前ら全員死ねばいいのに