「マルゴ詩」 もり

2021年12月23日

スマホのカバー
かわいいの買っちゃった
でも 汚れたら嫌だから
カバーのカバーをつけようと思って
もっとかわいいの買っちゃった
でも それも汚れたら嫌だなぁって
だから カバーのカバーのカバーを
つけなくちゃって
もっと もーっと
かわいいの買っちゃった

来月のお給料が入ったら
カバーのカバーのカバーのカバーのカバーのカバーのカバーのカバーを買う予定
とびっきりかわいいやつを



え? いちばん最初のカバーはどんなのだったかって?


んー、、、忘れちゃった!




イベントの告知の告知の告知の告知の告知の告知の告知の告知の告知の告知を

本日の21:00に、します!! 


イベント自体は3年後あたりにやります! ちぇけら!












ねえ、

なんでマキビ詩をまくの?

自ら遠ざけるの?

返り血を浴びずに
遠くから
スコープを覗いて 撃とうとしているの?





丸腰の

詩を

ことばを ください

フォロワー数が -20の あいつに

誰にでもできるカンタンなお仕事ができなかった

あいつに

マンションの建設予定地で 風に揺れる たんぽぽには

8回生まれ変わっても なれない 

あいつに

あいつに

あいつに

ください





くれ




よこせ




ね 子どもたち

もうここでは

足音を殺して

忍者のように 歩かなくてもいいんだよ

下の階に住んでいるのは

マントル

だけだから







宇宙へ行けば 無重力

持ってる札束の重さなんて 関係ない

たったの一枚だって 降ってはこない

表彰台に上がっている あいつも

地べたを這いつくばっている あいつも

舞い上がる

ただ 舞い上がる


ここを宇宙に変える忍法

そのための修行

ロケットみたいなおちんちん

いちばん奥に当たる 声

つまりは

振動の

ようなもの



壁に映った

影は

バンザイしているのか

"Hands up!" させられているのか




ガチャガチャを回したら

常温の太陽が出てきて

それを開けたら 太陽があって

その中には また太陽があって

くり返しているうちに

ぐんぐん熱くなった


いちばん小さな

正露丸くらいの大きさの太陽が

今 きみの手を離れ

ゆっくり

舞い上がっては

発光を はじめる