「人との関わり」 西村太一
2023年02月05日
夏の爽やかな朝、いつもの道を歩いていたら、神社の階段の下で、ハルジオンや
雑草を毟っているご年配のかたがいた。
僕は草むしりが好きなので、ちょっと手伝わせてもらった。
そしたらそのかたが、この階段の上に
目の神様のお地蔵さんがあるのよと
教えてくれた。
まだ怖いもの知らずだったので、
上品な毛並みの犬の散歩をしている
これまたご年配のかたに、
犬かわいいですね、なんて言って、
愛嬌振りまきみたいなことをしてみて、
ちょっと相手は面倒くさそうだった。
そもそもなんで知らない人に、
話しかけていたのかと言えば、
人とのコミュニケーション能力が、
欲しかったんだけど。
今そんなことをやったら、
小さな親切大きなお世話だろう。
普通は都会人として、
そういう事を素通りするべきかな。
ああいう事から何年も経ったけど、
もう少し市民活動らしき事に
参加してみたい。勿論勉強をかねて。
自分のニーズにあったそういう情報を、
得られる機会があまりない。
前の作業所で喧嘩をして、
出入り禁止になってからというもの、
誰も作業所を勧めてもくれないです。
虎穴に入らずんば虎子を得ずだから、
何でも良いんだけど。