「夢をみていた」西村太一

2023年05月05日

中学生位から、僕はボケていた。
テレビドラマに見入り、
明るい曲を聞き、
将来、なんて語彙もなかった頃にもう、
漫画家かシンガーソングライターに
なりたいと思っていた。
夢と妄想の分別もつかない、
だらしない人だった。
高校にはいってからも、
夢だか妄想は、暫く続いた。
現実は厳しいのに、気がつかなかった。
20代の頃は、40歳位には、
吟遊詩人のようになりたい、或いは
パソコンと音楽ソフトで、
自作の歌のアレンジがしたい、
と思っていた。
僕は嘘つきです
楽しい事を考えて生きて、
そしてそれがいつまでも続くことを
願っていたのに、型にバコっと嵌まった
誰かのセリフに影響されていたんだ
好きな歌ランキング
1 犯罪
2 ビールの王冠
3 ニコチャン星人の歌
4 パックマン
5 玉入れ 運動会
6 銅鑼と精神科医のたしなめ

妄想にはなるけど、夢を見て生きるのは
僕にとっては大変だ
夢を見ていきられるだけでも
凄い才能だ 





西村太一