「心の声が音が 居場所を見つけて 私を見つけて抱きしめて」あいこん
2024年04月02日
私があいこんとして活動するきっかけは…
元カレに振られたことだった 笑
2ヶ月しか付き合っていなかったけれど、この先も一緒にいる相手だと思い、特別な人にしか話さないと決めてた精神疾患をカミングアウトした。
最初はそれでも好きでいてくれた。
ただ段々と不安になってきた彼は、私を公園に呼び出し
「受け入れられない」といきなり突き放した。
去っていく彼、ひとり公園に残された私。
公園ではしゃぐ子供たち、楽しそうなカップルがいる中、私は体育座りで静かに泣いた…
こういう時はSpotifyの音楽を聴き漁る。
そこで流れた曲はYoshiharu Takeda "Bliss of Landing"
だった。笛の音、ハンドパンの音で奏でられる素敵な世界。
夜の海に月が照らされる幻想的な世界を…私は想像を膨らませた。
私の作品「夜の海」
"どんよりとした海に手を伸ばし
何かをつかんだ、その手のひらには
いびつで、不規則で、とても恐ろしいのに
とても美しかった"
はその影響もあるかもしれない。
言葉を並べるうちに、心の叫びが居場所を見つけて心地よい感覚になっていった。それからは内にある言葉を外へ出す作業が楽しくなっていった。
言葉だけでは足らず、ハンドパンを始め、昔やっていたダンスと絵を描くことも再開した。
ただ表現するのではなく、眠っていた心の叫びを呼び覚まし、指先でそっと触れ、なぞるように思いを大切にしていきたい。
特にアーティストとか名があるものに憧れはない。
私という存在がここに在る。
という実感をただ噛み締めたい。
工房ムジカはそれらを全て表現させてくれる場所。私が存在してもいいと実感できる居場所だ。
私はこれからもここに在る。