「歪んだ補助輪」 ななりん
2025年04月15日
下腹が出た女に、
この男よくちんこ立つなぁと思う。
私が男だったら立たないよなぁと、
セックスしながらぼんやり考える。
美女に相手をされるのは難しいから、
こんな下腹出女と、
目をつぶってセックスしてるんだろうな。
みんな、負の性欲に、負けるんだ。
あなたはだまされていると人が言う。
あなたのような障害のある人間とセックスする人間は悪い奴だと言う。
私の意思でしていることなのに。
私が普通だった時。
きれいなお母さんになりたかった。
きれいなお母さんは、純潔であるべきと思った。
だから純潔を守った。純潔な自分には価値があると思っていた。
それから色んなことがあって、きれいなお母さんになることを諦めた。
きれいなお母さんになるための守りごとはぐずぐずに崩れていった。
私はセックスを汚いと思っている。
初めて好きになった人で、
本当に愛した人だから、
とか、
綺麗風に話されても、
うんこをするのは生きているからしょうがない、と言われているような気分になるので、汚い風の話に思えてしまう。
こんな思考になったのは、
自分の理想がぐずぐずに崩れて、
それから色々な欲望に晒されて、
私にも欲望があるから。
自分の理想像から、かけ離れてしまった。
歪んだ心を直したい。
元の私を取り戻したい。
1人じゃ直せない。
誰のことも好きで、
誰のこともうっすら嫌い。
1人で歩きたいのに1人で歩けない。
補助輪がない。
一緒に故障の修理をしてくれた、
先着1名様には、
いいことを用意します。
どうせエロい事でいいんでしょ。