生まれた瞬間から壊れはじめる自転車のタイヤは摩耗していくしあの声の輪郭はぼやけていくばかりだ決して枯れない泉を私は持ちたいと、それを証明したいと、バケツで水を汲み出す毎日ですでもそのようなものはないのだとどこかで感じながら
竹村雄哉