「言い訳が好き」椿美砂子
2023年05月07日
言い訳に詩を書いてます
よく詩を書くことによって感動させられたらと耳にするけれど私にはそんな気持ちはこれっぽっちもないです。
私は私だけに拘っているからかも、いつか言葉に殺されるかもしれないぞと恐れながら
詩を書いています。
私はただ書きたくて仕方ありません。書いている時だけが心が揺り動かされます。
詩は辻褄合わせや言い訳に似ています。
生きていると辛い事や悲しい虚しい事が沢山です。
思い通りにならなかったり世間から取り残されたりそんな気持ちにうんざりしたり。
私の人生は常に負けっぱなしです。
なので詩を書いています。
まず私は新潟の五泉市という田舎町に住んでいます。最寄駅は無人駅です。通勤通学時間以外は本数は僅かです。1時間に1本あればいいくらいです。ホームの前は田園風景で
山が見えます。駅前には商店もありません。
それでも慣れて来れば街迄出た時はバスを乗り継いで帰宅します。たまに路線バスなので貸切状態です。
都会で生まれ育ったので嫁ぐまで時刻表を観た事がありませんでした。
今はインターネットの普及で不便も感じなくなりましたが、嫁いだ頃は私は人生の負け組なのかもと落胆しました。
それでも今は田舎町に住んでいて良かったと感じています。空気が綺麗とかそういうことではなく 置かれた状況に不便さがないからです。
そして詩作という趣味に関して没頭出来る環境である事。
出逢う人達がスリリングである事
これにはびっくりするくらいでした。
その話を少しずつしていきたいと思っています。