曇った空からやや強い風が吹いて隣の家のシャボン玉がびゅーんと飛んでいくベランダに干してるバスタオルがバタバタと音がしている温くも冷たすぎることのないほどよい冷風がタンクトップから出た私の腕や体を、的はずれにうらぶれて熱い涙のたまった頭を、ほどよく冷ます。あぁ、自分には才能なんてないんだと素直に受け止められるように出来るまでこのまま暫くこの風に吹かれていたい。
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