「魔法使いの舎弟頭」馬野ミキ

2022年08月04日

説明することを諦めないで ちゃんと伝えて!
と、
三年前に別れた元嫁さんに何度か言われたことがあって
時々、思い出すけれど
1つの比喩を生み出すということは
困難を極める大事業であり
全身全霊を日々にぶつけながら一銭にもならぬことに賭け続けないと獲得できない例え話もあり
道を学ぶために道を外れることもあった

だけれど万に一つ
開く扉はあって
延々と続く 何もない壁を
トントンと
瞳孔を拡げたり
瞼が落ちたまま叩いてゆけば

開く
扉があるー

誰もがそこには何もないと宣言した場所に。 

んだどもそうして、創造したものが現実になると
昔からそういうものはあったという顔を皆する
知ってたよと
当たり前じゃないかあ、と
限定セールだから買うべきだと
キリスト教であるから正しいのだと 

照れているのだろうか?

照れるとは
孤立から回避したい恥ずかしさである

だけれど魔法はそのように実現する。