木の仕事/結婚じゃないパートナーシップ 新納新之助

2021年10月28日

「木の仕事」

・山の水でいける
・うなぎがとれる
・携帯電話の電波がとどかない

という場所で暮らそうと、各所の山を歩いていてふと気づいた。
チェーンソー。
それで。それがはじまり。

杉の木に登って、ウロに松の幼木が生えていた。
さて、この木を何と呼ぶ?

ランヤードに命をあずける。足に装着した鉄の一本爪、その一歩一歩、一刺し一刺しに命をあずけて登る。これ、
いつでも死ねる。
そのおかげ。
正直になれた。いちいち正直でいたいと欲している。

俺にとっては、ね。

時計、カレンダーではなく、
体で、季節を知る。この場所の。今の今の。

木の仕事、
一人ではできない。

あなたといっしょ。
あなたと俺とはちがうから、
思いやりあえる。俺は俺を知れる。

ひとはひとりで生きていない。
ひとはひとりで産まれてこない。
大いなる生命の輪につらなっている自覚を忘れませぬよう。


次回のお題は「結婚じゃないパートナーシップ」です。



「結婚じゃないパートナーシップ」

息子が17歳と、あれは11月だから、4.5.6.7.8.9.10.11、1.2.3.4.5.6.7.8、8ヶ月。
息子が17歳と8ヶ月になるまでつづいた。

その間下の子も産まれ、彼女はもうすぐ8歳だ。

俺が26、紀美さんが31になる年の冬、そう、雪の日だった。
その前夜は3035と銘打って、恵比寿のミルクを貸し切って、そういやあの日、紀美さんが着てた服はマタニティーだった。
そう、その雪の日からだから、あれは2000、ノイがいま18で、2021ひく18はニーマルサンマル、その前の年、2002年の冬だ!身重の紀美さんといっしょに暮らしはじめたのは!

それで去年の11月、
結婚じゃないパートナーシップを解消しました。
理由は、、、、、またこんどにしましょう。
ちなみに、俺は結婚したことを信行と真弓には伝えていない。
ってことは俺にとって、とどのつまり、どうでもいいのだ。し、どうだってよかったのだ。国は。
ちなみにちなみに、婚姻届けの保証人になってもらった2人は、、、、、、って、
やっぱまたこんど。キリがねぇ。

次回のお題は「上京物語」です。
どこからあ?









新納新之助