特集 西村太一 「愉快犯」

2025年04月15日

僕は愉快な事が大好きです。大分やらかしました。職場にて取り返しのつかない事迄。頭の中が真っ白になる迄、愉快に感じることをいろいろ探しました。もう愉快なネタも見当たらなくなった頃、冬が来た。幻聴が急にONになった。取り敢えずそんなこんなしながら毎日過ごしていた。脳無し人間の声VS愉快犯。煩い煩い、とシャワーの柄で浴室の壁をがんがん殴っていた。ある晩は玄関扉に靴を挟んで、狸でも入って来ないかなと、浴室のドアも開けて湯に浸かっていた。新しいやつ新しいやつ、と漁るようにクエスチョンマークを探索していた。するととうとうお迎えが来た。部屋がズタボロになっていた。集合住宅に所在地が移った。それまでTVと話したり、妄想にはなるけど乾きを潤す物が無くて、大変だったので、やっと開放されると思った。結局そこでも頭はいかれてしまい、元居た精神科へ入院した。今思えば随分愉快な体感や妄想でした。今こっちへ来いよ...
面白いから...








西村太一