「水を飲むように豚肉を食べる女」西村太一
2025年12月21日
海老も烏賊も美味しいから食べて食べて、と言わんばかりの身をしている。美味しそうなら交接したいのは当たり前ですね。同種を探して美味しい匂いを漂わせている。それだから捕食されちゃう。豚肉なんて美味しく調理すれば、水よりもするすると喉を通る。美味しくって物足りなくなるから、濃いめのつけダレで。若しくはちょっとお醤油をたらして。誰も口腔内の問題がつきものだから、そのくらいが良いかも。お料理を出すほうも、どうしたら喜んで食べてくれるかを考えながら、玉ねぎを俎板の上でストンストンと切る。美味しいものを出しますからね。と、いつもくらいのさじ加減。あなた方みんなもっとずっと美味しくなってもらわないと、良い所にもらわれないのよ。そんなに美味しいんなら食べちゃうぞ?それは困る。生き物全体に、そういうことになる。どうせ僕のお口に回って来るのは残り物でしょ。不味いものしか食べない文明なんていずれ明日にも廃れていくから。釣りで撒き餌をしたり釣り針に固形物をつけると、普段はプランクトンで済んでいる筈の魚が釣れるのは、匂いに誘われているのか。じゃあ安価な蚯蚓よりも水槽の魚にあげるようなちょっと良い餌食を考えないといけないのかな。
