「竹林」 西村太一

2023年04月11日

いかにもありそうだから、
妄想になる。
作家など、それを良しとする職業もある
彼は昔と訣別して、自分の世界にいる
よく話をしていた頃の話は
ほとんど全部妄想だった
結局後でそう知った
妄想なのか有効な嘘なのかは知らない。
親友だと勝手に思っているので、
真に受けちゃった
随分まことしやかなセンをつくなぁ。
僕は竹林で一晩眠った事がある。
おや?これは妄想じゃないぞ?
だけど僕にも妄想がある。
夜が来て、布団に入ると、
寝付けるように、素足を布団から出して
気持ちいい程度の涼しさにして、
劇場が始まる。
どうしてか幻聴があるのだ。
自分の耳にしか感知できない。
まず声を聞き分け、名前をつける。
そうしたら僕の頭の中の
ドラマが始まってしまう。
要点をつけば、妄想を発散しているのだ
孟宗竹(もうそうちく)って確か
食べられるらしいです。
ごめんなさい、妄想、幻覚に
苛まれているけど、
再度調べ直したりして、
頭に勝手に作り上げてしまった妄想を
正しています。

なんかね~。
確かにそうしていると
妄想 幻覚は直りそうだけど、
僕は新しい問題が出てくるんだって。






西村太一