「コピーライト©︎は私たちを逃さないだろう」9オビ・イルティシュ
2026年04月03日
とてもきれいなよるでした
濃紺の夜空に星のない
オレンジの月だけ
届きそうに浮かんでいました
きっと届かないことは、わかっていました
暗い夜にくっきりと
月が浮かんでいました
コピーライト コピーライト
暗い夜に
美しい
おまえなんかきえてくれ
ドローンの文字で列は乱れない
きえてくれ
はっきりと夜に浮かんで
消えてくれっておもったんだ
はじめからいなかったら
このよになかったらよかった
いくらかは
このよのなかに
このよのなかに
このくらいよのなかに
手が届きそうなくらい
世の中には憎しみを持ったひとたちが
押し寄せてくる
よるの海の凪へ
水面の月の道そこへ来て
波の音なんて聴こえたら
貝殻の渦へのまれていけ
浮かぶオレンジの月
