「予感」かわいあやの
2026年04月26日
何かが足りない気がする
言葉以上の何かが
それが足りないから
言葉は私を裏切り続けていく
そんな予感がした
春は足元から始まるって知ってた?
微笑みながら揺れる花
ちいさなお地蔵さまのように並んで
私の足首を見つめている
春が怖い
静かに整列していく春
沈黙に愛が宿ったとしても
それを咲かせることで
鏡は割れてしまうのだろう
何かが足りない
何かが足りない
私は私を抱きしめたまま
言葉によって隠されていく
桜の花びらが敷き詰められていくように
土と雨で濁っていく身体へ
風は訪れる
