「公園」大井悠平
2026年05月09日
天気雨
意味のない行列
睡眠不足の初夏の一日
見過ごすことも見すぎてしまう初夏の公園
フリューゲルホルンの響きと吟遊詩人の囁き声
母は待ってる 我が子が旅立つ日を
空気みたいなものなのだ
幸福も不幸も
本当はそこにあるのだけれど
楽隊の騒々しさと応援団の良く通る声
母は待ってる 我が子が帰る日を
輝かしい晴天
規定に基づく正しい整列
健康体の初夏の一日
見つめる者を見放した初夏の公園
