「無題」石渡 紀美

2022年05月21日

信じる
ことは仮定法の希望だ
愛する
と似ている
永遠ではないと知っているのに
知らないふりをして
信じる ことにしているだけなのだが
やっかいなことに人は
「ことにしている」ことを往々にして忘れる

希望は暗い道の果てにかすかに見える光であってほしい
裸の者がつかむ一本の木綿糸ではなく






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信じる
ことは仮定法の希望だ
愛する
と似ている
永遠ではないと知っているのに
知らないふりをして
信じる ことにしているだけなのだが
やっかいなことに人は
「ことにしている」ことを往々にして忘れる

希望は暗い道の果てにかすかに見える光であってほしい
裸の者がつかむ一本の木綿糸ではなく

今日のニュースをどう聞くか






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街は信者であふれている

信じる
ことは仮定法の希望だ
愛する
と似ている
永遠ではないと知っているのに
知らないふりをして
信じる ことにしているだけなのだが
やっかいなことに人は
「ことにしている」ことを往々にして忘れる

希望は暗い道の果てにかすかに見える光であってほしい
裸の者がつかむ一本の木綿糸ではなく

今日のニュースをどう聞くか








石渡紀美