「詩誌を作り続けることとは」長谷川 忍
詩を書き始めたのは、十五歳の頃からだ。七十年代の半ばになるのか。当時、学研から「高1コース」という月刊の学習雑誌が出ていた。そこに、詩の投稿欄があって、著名な詩人諸氏が選者となり投稿作品が掲載されていた。私も何編か作品を投稿したが、入選までには至らなかった。
十代の終わり頃、ある小さな詩の同人誌に同人として加わった。この同人誌で初めて自分の詩が活字になった。当時はまだワープロのない時代だったので、活字になった時の嬉しさは今でもよく憶えている。
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