「準優勝の精子」もり
いきなり第4コーナーから 最後の直線に入っていた
千秋楽の優勝決定戦は時間いっぱいで
ボルテージは最高潮
まるで ワールドシリーズ第7戦
「絶対に負けられない戦いです」実況は平然と告げる
敗者復活枠も リプレー検証も
物言いも VARも なかった
W杯 決勝 PK サドンデス突入
ボールをセット 目を閉じて 息を止めて
目覚めたら ほら、
時限爆弾 赤のコード 青のコード
どっちを切る?
握られたニッパー
流れる汗 しょっぱい
あれは
死闘で 命がけの戦い的な 名勝負っぽい ベストバウト
デッドヒートで ガチンコな 果たし合いの 大乱闘
勝った
チャンピオンになった...