けんごさん
僕と一緒に短歌のワークショップをやりませんか?
秋月さんにそう声をかけてもらった、
秋月さんは僕のバンドのライブを観に来てくれて
その時僕が
百韻連歌ってのをやった事があって
とても面白かったので又やってみたいって話をしたり
何がどう面白かったのかとかたくさん話をしました。
百韻連歌は
数人で集まって誰かが最初の575を詠むと
他の誰かが77を詠むってのを、
ずーっと続けるもので
友達に誘われてやったのですが
とんでもなく面白かった。
脳みそフル回転で、
これ以上離れたら繋がらなくなる、
できるだけ遠くの言葉を探したりする
夜寝ている間に降り積もった雪を
ドアを開けて気がついた時みたいな
そんな感じの、
え?
え?
みたいな
意外なんだけど続いてる感じの言葉がやってきてパチンって場面が変わって
おおおーってなった所に
...
過去の記事
「詩とわたしー2023.2現在」香澄海
「私が詩を書くことは紙の無駄ではないか」という問いをある朗読会で詩人が口にしていて驚いた。私はそんな問いを持ったことがなかったからだ。詩人は「こんなにたくさんの詩集が日々生み出されているのに」と続けた。それで帰り道、考えてみた。そうか、あの人は外に向かっても視野広く書いているのだ。そして、私はほとんど自分に向けて書いているんだ。それが私の今の限界なんだな......。
詩を書き始めた頃、ながく孤独だと思い込んでいた。だから詩は本音を話せる唯一の仲間だった。その頃の詩はもちろん自分のためにだけ書いていた、いわば日記詩だ。何故、詩の形式にしたのかはわからない。それまで詩集をちゃんと読んだこともないし、日記の端に言葉を書いていたら始まってしまったというのが近いと思う。
...
「そのものとの分離について」馬野ミキ
自分が恋人にしていることを目撃した ひとによっては
それはハラスメントに写ることもあるだろう
自分がしてほしくないことは人にはしない、というのは実は違くて
例えばSMプレイのサディストとマゾヒストの欲するものは
真逆で
だけれど二人の関係は成立しているというよふに
あらゆる叫ばれる平等や正義
よしとされる美徳や常識をこえて
より人間が本来求めているものはある
自分が苦心して打ち上げた芸術作品よりも
子猫がただ転がってるだけの動画がみんなを癒すのだから
子猫はすごいなあ
子猫の才覚ってすごいですよね?
その才覚に子猫自身が気づいていないからこそ、より観察者に直接的に伝わる
例えばせかいにはまるで評価されていない、詩のような人間はたくさんいますよね
橋の下などに
よい詩を書かない すてきな人たち
...
2023.0206 ツイッターより 無善菩薩
今日もうんこが出た
ボクは以前うんこが硬くなってなかなか出ないで苦しんだことがあった
うんこが出るといつも観音様のおかげだと観音様に感謝する
うんこが出たんだから もうそれだけで良いと歓喜に包まれる
幸せの一瞬
いつもうんこするときに訪れる
「ハニー」simo-yang
シラケっぱなしのデー・ゲーム
欲しがり屋さんにゃ上げなストライク
分かるよね
分かるよね、ハニー
それは妄想
「周辺シ 3」クヮン・アイ・ユウ
犬
朝から気が滅入る場面に遭遇した。出勤する為に自宅の鍵を閉めて階段を下ろうと廊下を歩いていた時、ふと地上を見下ろすと犬が居た。その犬は、私と二回りくらいは歳が離れていると思われる目上の女性と散歩をしていた。胴体の腹側を支点にすれば掌一つで持ち上がりそうな小さな犬である。
...
「詩人の恋」椿美砂子
詩人の恋とはなんて浪漫的なのだろう
幼い時、実家の父に何故パパはママと結婚したの?と訊くと父はママが美しかったからだよと答えた 父は母と私の写真を眺め、ママは美人だろうと指差した
実家の父は詩人なので詩人ならではの答え方だと思う なので私は幼い頃、このやりとりが本当に嬉しかった
その会話を思い出したのがもう二十年以上前の山形文学祭で出逢った詩人との会話だった
佐々木誠くん、当時三十代だった
詩人の伊藤啓子さん田口映さん神田義和さん私の次男三男、
そして誠さん
人懐こい彼は出逢ったすぐ、はいっと詩集空中ピエロをくれた
赤い小さな詩集は瑞々しく私は夢中に読んだ
そして誠くんは僕は新潟の詩人長澤忍さんをリスペクトしてる 彼のレントゲンXは僕のお気に入りなんだ
...
「人との関わり」 西村太一
夏の爽やかな朝、いつもの道を歩いていたら、神社の階段の下で、ハルジオンや
雑草を毟っているご年配のかたがいた。
僕は草むしりが好きなので、ちょっと手伝わせてもらった。
そしたらそのかたが、この階段の上に
目の神様のお地蔵さんがあるのよと
教えてくれた。
まだ怖いもの知らずだったので、
上品な毛並みの犬の散歩をしている
これまたご年配のかたに、
犬かわいいですね、なんて言って、
愛嬌振りまきみたいなことをしてみて、
ちょっと相手は面倒くさそうだった。
そもそもなんで知らない人に、
話しかけていたのかと言えば、
人とのコミュニケーション能力が、
欲しかったんだけど。
今そんなことをやったら、
小さな親切大きなお世話だろう。
普通は都会人として、
そういう事を素通りするべきかな。
ああいう事から何年も経ったけど、
...
「路上でピーコ!!」 ロバートDEピーコ
そういえば昔路上DEピーコをしてた時謎の黒人が話しかけてきた。その黒人は凄い金持ちらしく全部奢るからいいバーとか連れてってくれないかって言ってきた。で勿論暇だし当時ライブとかやってたキングジョージっていうお店に連れてったんだ。
キングジョージに向かう途中その黒人はベンツにションベンをかけてた。勿論僕はやめときなよって日本語で言ったんだけど彼は何かあったら金払うから大丈夫とか言っちゃって中々パンクだなって思ったんだよね
その後キングジョージに着いたら案の定彼はその店が気に入って1人で楽しんじゃってるから僕はビールを買いに行ったんだ。そんでビールを飲み始めたらわざわざ彼はやって来て奢るって言っただろうなんて文句を言ってきてさ
...
「たばこ」西村太一
今日は友達と話をしていた。
ずっと話をしていて、
たばこをやめた人なんだけど、
冗談まじりにたばこを勧めても、
一向に吸わない。
それで気づいた
僕も30代に、2年間たばこをやめていた。
老人ホームの清掃のパートをしていた。
帰る時、自転車置き場へ行ったら、
ベンチでたばこを吸っている女性と、
偉い人がいた。そこの会社の職員だ。
それを見て、あぁー、たばこだ
と何となく特別な意味もなく、
へーっと思った
今までその場所で
たばこを吸っている人を
見た事がなかったからかな
たばこをやめていたぼくは、
ちょっと変な話、愉快だった
その事を思い出し、
僕が、今日会って話をしている人に、
たばこをやめた人からすると、
僕がすぱすぱたばこを
吸っているのをみていると、
面白いでしょ、と言ったら、
面白いだって。
ふ~ん
僕もおんなじ気分になってみたい。
「負のオーラ」 西村太一
負のオーラを出している人が
嫌われるかと言うと、そうでも無い。
人間は弱みを見せる事も、
時には必要らしい。
どういう訳か、しゃがんで
煙草を吸いながら、
ずっと小声で独り言を
言っている人がいて、
仲が良かった訳でもないけど、
調子よさそうですね、と言ったら、
あ、ありがとうございます、
と言われた。
ギスギスしていながら負のオーラを
思いっきり出している人もいるけど、
他人がああだこうだ言っても
仕方ない。
その人だってやりたいように
やっているだけだ。
強迫神経症ばかりはどうも
相性が良くないようだ。
こっちから近ずいて行っても、
やがて距離を置かれ、寒い思いをする。
でも本来の距離感だ。
いろんな負のオーラがありますね。
「かべ」POGE
閉鎖病棟に入院していたころ
俺は知的障害者じゃねえ
と叫んでいた知的障害のおじさんがいた
クエチアピンを飲んで落ちついた
私の手を取って
先生、わざわざありがとうございます
そういう統合失調症の女性がいた
たまに外に出ようとして看護師に拘束されていた
私には全てが他人事で我が事だった
うつが極限まで悪化して
入院しないと死ぬと医者に言われ
閉鎖病棟に入院した私は
そこで幻覚を見ながら
体の内側から針が生えてくるような幻痛に苛まれ
はたから見たら完全に狂っていたが
自分だけは正気だと思っていた
ゲームのキャラクターが天井から舞い降りてきた時点で
狂っていることを自覚した
閉鎖病棟で過ごす日々は退屈だった
どこからどう見ても健康そうな
体育の教師がいて
美味しんぼを借りて読んだり
京極夏彦の分厚い本を読んだりした
いろんな人が入院してくる
...
高校時代から付き合いのある親しい友人の父が、今年の1月3日に亡くなった。ここ数年は自分で歩くこともできず、認知症も進行し、施設に入っていたのだが、年末から体調を崩し呆気なく逝ってしまった。
「遠くに届ける方法はどこ」 河野宏子
芸能人は簡単に本が出せていいなと思う。腕のいいデザイナーによって綺麗に装丁され、書店のいい場所にたくさん平積みされ、あの手この手で人の目を引く広告が打たれ、SNSで拡散され、ダメ押しみたいに別の有名人の帯文つきで、衝撃的な自伝や小説や絵本や美容本が、全国のその本を必要としている人の手元に運ばれていく。
1
いつから詩人たちは、賞のために詩を書くようになってしまったのだろうか。詩人とは元来、救い主の到来を予感し荒れ野で呼ばわる者であったはずだ。
2
誰かに評価されたい、驚いてほしい、褒められたい。そんなことを思うのは表現者として当然である。賞を貰うということは、少なくとも複数の選者が評価したわけだから、評価されたという証明にはなる。おめでとう。しかし評価証明書を持ち歩く詩人は品格がない。
3
賞を獲ったとたんに、自分が何らかの存在であるかのように急に振る舞い出した書き手を何人も見て来た。中には賞の候補にあがったことで、そういう態度をとる人さえ少なくない。詩人の自恃はどうしたと尋ねたい。荒野を歩いてゆく時に杖となり得るのは、自恃に他ならない。その他のものは重い荷物となってそのゆく道を妨げるのだ。
4
...
「毒白、海马体上陸作戦」ヒラノ
毒白、海马体上陸作戦
ハイマーシー上陸作戦
誰かの無邪気が誰かを傷つける時、我々は筆をとらなければならない
誰かと誰かが結ばれた時、我々は祝福すべきだろう
誰かと誰かがすれ違う時、は、はぁ...
めんどくせぇなぁ...
月に2回も騙されたなら、やってらんねーや
オマケに3回目まで持ちかけて来た
付き合いきれねぇ
既読にブロック、スクロールする様にその存在自体を指で滑らかに弾く
わかんだろ?俺は、俺らはボクサーみたいなもんでトレーニングと体調管理に集中する
詩集もラインもあいつにまつわるなにもかも、俺には無駄だ
絵もツイッターも関係ねぇ
テーブルに撒いたタロットカード、捲るんじゃねーぞ?捲ったとしても、お前は俺の思考も未来も読めや死ねぇ
コールドリーディングについての不毛な議論
...
「名前の話」千島
僕の本名は、病院で呼ばれる時だけ使っているような気がする。病院で呼ばれる度に、ああ、そうか僕はそんな名前だったなと思い出す。学校では先生と呼ばれていたから、ずっとそれに慣れていて、それが一番、人から呼ばれる回数が多い呼び方だった。
「speeding」もり
中古のママチャリで
交通費節約のためにペダルを漕いでいると
う〜
パトカーに止められた
防犯登録を確認させて下さい
警官いわく
ママチャリが
おれの身体に対して小さいので止めたということだった
どういう因縁のつけ方だろうか
中古で安かったがゆえに
多少の縮みは見られようが
ちいかわだっつの。。
村上和成というプロレスラーがいて
「時は金なり」という言葉もある
そうこうしているうち
3分の詩を 2つ朗読できる時間が過ぎていた
それは
せかいを変えるには
充分すぎる時間であると
おれはここ数年の間で
体感していた
歩道の 警官とおれの横
国道何号線かを
プリウスが アルファードが
フィットが タントが
N-BOXが エクストレイルが...
「LINEで核について話す」白犬×馬野ミキ
2023 01/19 「LINEで核について話す」白犬×馬野ミキ




