「秘密のコンタクト」ヒラノ
ポン助、おばあちゃんが飼っていたシーズー犬、彼には親友と呼べる二人がいた。
一人は雑種だったのかな?自分の犬小屋の下に2mほどのトンネルを掘り、そこをセカンドハウスにしていた。
ポン助が家を脱走すると、ほぼ100%の確率でそのトンネルというか、シェルターでくつろいでいた。
では、もう一人は?茶トラの野良猫だった。散歩で鉢合わせになった時には、キャッキャ!キャッキャ!と、お互い楽しそうにじゃれあっていた。
「ちょっと待て、君らはどうやって仲良しになったんだ?」
YouTubeにも犬と猫の仲良し動画が沢山ある。
待て待て、君らは身分証を持っていないわけだからスマートフォンは契約出来ない。
そして犬語と猫語の変換アプリなんていう存在も僕は聞いたことが無い。
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