過去の記事

bought a watermelon today
3000 kyats per each

We had a general strike all over Myanmar Today.The title of the strike this time is "Lively strike". Protest activities include wearing a hat and Thanakha paste on face, holding flowers and bouquets,raising three fingers where safety could be ensured, and banging pots and pans at 20:00.

カーテンを開けるとネスカフェのコマーシャルの一場面のような清潔な朝が広がっていた。差し込む光は柔らかくベッドを照らし、太陽のくすぐったい匂いがした。ぼくは窓を開けて出来立ての空気を吸い込む。通りは歩行者も車もなく、静かで夏の朝らしい、湿り気を帯びた瑞々しい植物の匂いがした。

ぼくは台所に行って専用のケトルで湯を沸かし、コーヒーを淹れる。丁寧に、この一杯がこれからのことを決定するかのような慎重さで、ゆっくりと「の」の字を描きながらコーヒー粉の上に熱湯を注ぐ。親密な時間の中、一杯のコーヒーが出来上がる。バターをたっぷり乗せたトーストが食べたかったけれど、無いものは仕方ない。ぼくはゆったりとした一人用のソファに腰かけて、誰もいない通りの景色を眺めた。

...

原発がはねて
参加したある集会で
大人たちは
これからのことを話し合っていた
時々、声を荒げて

1980年の9月6日
愛知県の、たぶん半田市で
鈴木陽一は生まれたという。

物心ついて今に至るまで、ずっと名古屋市在住だが、産まれた病院は愛知県半田市だったんだよと昔、誰かに聞いたことがあるような気がする。
記憶違いかもしれない。
確かな情報ではない。
とにかく幼い頃の記憶がない。

人によっては0歳や1歳の頃の記憶があったりとか、少なくとも幼稚園くらいからの記憶はあるらしい。
僕は覚えていない。
幼稚園での記憶は、たった一場面しかなく、それは『お遊戯』の時間だったのか?何なのかは分からないものの、チェッカーズ『ギザギザハートの子守唄』が流れていた。
...

どうしてあたし独り置いていったの
だってそうでなきゃ、墓守がいなくなるからね
入道雲から亡き声が降ってくる
分家の人間は、仏教徒をやめたのだから
そしておれは人間をやめたのだから

どうしてもあたしに人間をやめさせてくれなかった父は
入滅の日をせめて人らしくむかえただろうか
梁に垂れ下がった腐敗した肉の
うわべに浮かんでいるのは笑顔だった。

父の後に祖母が死んだ
でも、仏教徒は祖母が最後だったから
墓には戒名が刻まれず、俗世の名前だけがのこっていた。

もうこの墓を守るのはあたししかいない。
百円ライターで親指を炙りながら父を思う。
父の葬式中、祖母は晴れ晴れした顔で言った。
よかった。死んでくれて。
あたしはただ草を祈りごとむしり取りながら、毎年恒例の遅すぎる願い。

どうか、誰の悪意も素通りして、自由にいきてください。

本を見ていた。
雑誌かな。志賀直哉かな。
文字は、ただのすみで、すみっこにいた、
視界の、床を見ていた。
最近灰色に染めた髪が景気悪く落ちていた。
億劫。うちにはゴミ箱がないからだ。
ゴミ箱を捨てるのは骨が折れた。
なんせゴミ箱なので。
部屋が春霞に満ちた。
音を立てて床が剥がれ落ちていくようだった。
地べたに座りこんで蟻を見ていた。
あっこれは私が殺した蟻だ。
素が庭の美観を損ねたからコロリしたのだ。
罪のない虫けらの・・・・・・
・・・・・・けらってなに?
蟻は毛虫にたかっている。
毛虫はまだ生きてもがいているのに
問答無用で自分たちの巣に運んでいく。
生の営みとかいうやつは
こうして実際に目にするに限る。
うつくしい光景だ。踏み躙りたい。
我が子を見ている。
線香花火の先端を見ている。
はぜてる。












中国で社会人になるまでの経緯といえば、まずどこでも外国の都市にある現地の日本人向けの情報誌をチェックします。
大抵そこには求人がありますが、それは駐在員の妻とかアルバイトが多いです。
それとは別に派遣会社の広告がいくつか出ているので、そこに連絡をします。
明日から働けてすでに現地にいる、現地語が理解できるとなると話は早くて、即日に派遣会社の面接が決まり、要望に沿った企業を紹介されます。
面接は派遣会社の人は来ません。
コーディネートされたとおりに自分で指定の時間に指定の場所へ行きます。
私だけではなく、現地内定率はとても高いです。
面接あるあるだと、面接は五分くらいで終わってそこからすぐに勤務開始とか、ミーティングに参加とか、もしくはその日のうちに引っ越し完了させてしまおう、とか、とにかくグイグイ来ます。...

戦争がひとつ
もこっ、
ほんでさらに
戦争がもこもこともりあがったあたりで
平和がにょきっとでる
平和がにょきにょきとでたところで
戦争が平和をぱくんとたべはりますわ
ぽんぽんにふくれあがる戦争
ぽんぽんにふくれあがった戦争のみにくさに
たえきれなくなったつんが
つんっ、
とはみだすぜ
はみだしたつんはぽろりとおちて
でもおちたしゅんかんから
ぎらぎらぎらぎらとおおきなひかりをはなつ
やがてそのぎらぎらがぽんぽんにふくれあがって
ぽんぽんにふくれあがった戦争を
ぽんぽんにふくれあがったぎらぎらが
おいこしたしゅんかん
ぱちんっ
とわれるぜ
われたちょくごはそらもうふわふわしますわ
でもふわふわのじかんがおわると
しーんとなって
平和がひとつ
もこっ、
とうまれるぜ

生活保護以下の金で生きている
それでも特に困らない
月賦で買った6万のPCがあれば詩は書ける
腰が痛くなるのはしかたない
食べ物は偏っているが
とりあえずカロリーはとっている
(とりすぎで太っている)

零か百か
だと能がないなと思ったが
それは素直な二択だと
自分の胸の内を
静かになぞってみる
すると
生きていることが
わかる
そして次に
首の動脈に沿って
小指を押し当てて
生まれたときのことを想う
覚えてなどいないが
わかる気がする

どくん
どくん

足の裏から鼓動が聞こえる

それが答えだったのかもしれない
私はとっさに
違います!
違います!
と二回応えて
自分の重さを知ることになり
強いめまいを覚えた

あなたの
デリカシーは
既に
売り切れです

つうきコウから温プウが
温プウがでてくる
つうきコウから温プウが
ひきだしにしまってあった
タテブエをさがしにでてくる
きっとそうだ さがしにきたのだ
ひきだしにしまってあるタテブエを
きっと温プウはさがしにきた
タテブエをならしたいのだろう
なまあたたかくてもかぜはかぜ