あなたはきっとする/Pついての考察 宮尾節子
わたしはわたしという存在から一歩も出たことがない。
わたしはあなたという存在を一度も信じたことがない。
わたしがあなたを疑うのはあなたがひどいからではない。
私があなたに酷いことをできるからにほかならない。
わたしはあなたを潰さなければならないなぜならば
あなたはいなくていいのだわたしのなかに
わたしにはわたしをつぶすことはできない、無理だ。
わたしがつぶせるのはわたし以外のものすなわち
あなたという存在に他ならない。
平和とは何か。あなたがいないことに他ならない。
戦争とは何か。あなたがいることに他ならない。
世界がわたしであるならば何ひとつ問題はない。
わたしがわたしと争うことはありえないからだ。
だから、わたしになれ、とあなたにいう。あなたに頼む。
わたしとひとつになれば、誰も争いを起こすものはない。
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