過去の記事


阿佐ヶ谷の小さな映画館、Morc阿佐ヶ谷で、「ミックスモダン」(藤原稔三監督)を観た。犯罪を行い、少年刑務所での服役を終えた男性を描いている。
未成年者が起こした犯罪に関して、犯罪の目に見える側面が凶悪であればあるほど、その報道などに触れる側は加害者の側に問題があるように考える。そして次には、少年であろうとも教育刑(矯正を目的とした刑)ではなく、報復刑(懲罰的な側面が濃い刑)が科せられるべきであるといった声も浮上する。
しかし、余り知られていない事実であるが、そうした事件の加害者の多くは、彼ら自身が人間として大切にされずに育ってきている。生まれ育った環境の中で、自分を尊重されずにきてしまった。その結果として、自分以外の誰かの存在を大切にするという感情を育てられないままでいた場合が多い。
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火山活動と怪獣の関係性について語ろうと思うが
そもそも火山とは怪獣にほかならず
その源泉は熱量であり
熱と時間のふたつ若しくはひとつだけが
不可逆な性質をもつ

ふるさとの火山をながれる七つの川は
悉く水のない枯れ川だった
雨が降ると削り取られた岩塊が土石流となって
川面をごおろごおろと転がりおちる
変容しゆく物理数式から逃げのびて
本気を出した火山に立ち向かえる人類は現存しない
この星のエントロピーは地の底に沈んで滞留し
対流し融解して熱量に置換する
つまる話が熱平衡におちいることなく
けして醒めない熱があり続けるならば

それが怪獣であり
レッドキングだ

多々良島に火山弾が降りそそぎ
溶岩は火砕流となってすべてを洗いながした
世間の意向なんかどうだっていいさ
時代に左右されない夢のために地殻は変動し
スフラン
マグラー
ピグモン
...

今でもあなたは
男同士がキスを交わす漫画を
接接と描いているのでせうか
生理がくると
私はあなたの下腹を
掌で圧してあげた
穢い血を出して、と
お願いされるものだから

今でもあなたは
誰かに、誰でも、誰にでも、
八時二〇分の角度を保ちながら
穴のあいていない股暗を開くのだらう
蚤の弾ける蒲団のうえで尚
獰猛な小声で語りかけられる
これだけは記しておこう
確かにあなたの描く絵は美しかつた

パラフインの剥がれ落ちる行方
描き終わらなかつた原稿の行方

今でもあなたは
男同士のキスの下描きにペン入れするたび
X脚の内膝の辺りをいじくり回しているのか
女をやるのは嫌だ男をやりたい
穴のあいてない股暗に灯りを立てて
平板な乳房を震動させていたではないか
(遂に)私の書いた現代詩に
あなたが興味を持つことは無かつた

今でもあなたは
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小学校の同窓会でバスの運転手の杉浦君が言った。
「以前は〇〇観光のバスの運転手で、修学旅行なんかの仕事が多く、皆が降りる時に『ありがとうございました』と言ってくれたし、時には何か差し入れをくれたり、一緒に写真を撮ったりした」
今は、高齢になって、市バスの運転手になったそうだ。
杉浦は、お客様が下車する時、全員に「ありがとうございました」と挨拶するが、誰一人声を返してくれる人はいないという。
「なあヒロシ、子供の頃、『挨拶しなさい』って、俺たちは、教えられたよな、おまえは、運転手に、挨拶するやろ」とあの頃と同じ目で杉浦は、俺に言う。「うん、してるよ」と言ったけど、ごめんな杉浦、俺もしてないよ。
小学5年の時、誰がリーダーか決める子供の決闘みたいなことをした。
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この投稿は、馬野ミキがChatGPTに対して投げた質問を掲載しているAIによる文章です。
文章の内容の確実性などは保証しませんが、月に一度更新する新たな企画としたいと思います。


二年以上前から、「またやります」と言っていた、詩の朗読を中心とした舞台集団T-THEATERについて。例によって例のごとく、僕個人の定期朗読会の準備に追われて一年以上愚図愚図していた。けれど、さすがに今年になってからあれこれ動き始めた。今年が第0回公演から30周年。僕が詩を(意識的に)書き始めてから55周年。機会を失してしまえば、なんだかマヌケな企画になってしまう。
新しい公演を行う団体の名称も、T-THEATERと決定した。(僕の記憶違いから、一時期あちこちで「T-theater」と誤表記してしまっていた。この点を指摘してくださった大村浩一に感謝する。) また、公演のタイトルは、「地球人記録2026」となる。
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午前二時、
産業道路からバイパスへ抜け
九号線の仏具屋を右折し
海に抜ける林道の第一コーナーで
朽ちかけの道祖神にぶつける感じで
アクセルを踏んで
生きている感じがすると
サイドブレーキを引く
まだ生きたいと思っている細胞の
そのケツを振って
逆ハンに切り
二速で加速し
大地と摩擦しているタイヤが悲鳴をあげ
身体は一瞬、万有引力から逃れる
月が雲に隠れた次のコーナーで
対向車線から
梨を積んだ軽トラが飛んできて
全身の毛穴から汗が出た
軽トラの運転席は無人であった
悪魔のシルビアと俺は
防風林に突っ込んだー

星空を 星と空に分ける手伝いを
日曜日の朝
おばあさんに 頼まれて
やり出したけど
途中で 飽きて
「絶対 あとでやるで」
と言って出掛けたまま
夜になってしまったのが
天の川です

あたくし病気の事なんかコンプリートしたくありません。ゴーサインが出たってあれ?いつも通りの出勤を疾うの昔にされていたようなお告げが来ました。機が熟していたのですね。馬鹿な事ばかり繰り返し頭の中で言い尽くしていましたけれど、不治の病でした。記憶を辿ると微かに1本線が見えます。頭の中が情報過多でぐじゃぐじゃになる日は、帰ったらバタンキューで、即眠るような事もありますかね。少し時間を取り休みさえすれば、不滅の天使が力をくれるかのようにパワーが蘇って、いろいろ家の中でやる事をやるんですかね。眠れない夜って、言うに事欠いて良い夢見て良く眠っているじゃない。最近ママっ子の野郎の話しが面白くって聞いていて笑えちゃっていたのですけれど、1人っ子が幼い頃から1人で遊ぶのもどんなに大変な事か。兄弟が居ない...

蝉の声 はじけきらない昼
三千人の並んでいる炎天下
浜松市美術館のアンケート
池の錦鯉に何をやればいいのかを
錦鯉をどう食べればいいのかを
まっしろなアンケートを書かされるラボ
書きおわるとラボの裏へ回され
顔 顔 顔
顔を隠したクリエーターが
人の背中を押す
ぽっかりあいた穴へ
人は落ちていく
落ちながら
アンケートの紙切れ一枚へすりかわる
池の錦鯉が吐きだす泡のように
穴の底からもう声は聴こえない

穴の底は湖
湖底に塔として沈む浜松市美術館
冷蔵庫と月の境界線のうえで
アルミニウムの魚が眠る
青い電気を帯びたまま
鰓から赤い血を流し
ひた泳ぐように
ひら飛ぶように
目を裏返して眠っている
美術館の窓という窓のゆらぎを
ついばむ そこなう
むしりとる 魚に堕ちたクリエーター...

これまで18回に渡り、「わが地名論」を連載してきた。当初は1年半ほどで終了する予定だったが、思いのほか、自分自身と〈地名〉との関わりは深く、前回の段階でもまだ4分の1程度でしかない。そこで、一旦前回までで第1部を終えるという形で中断。しばらくの間、別のテーマで詩について考えてみたい。それはまた、第2部を考える際の新しい視角を連れて来てくれるだろう。

もう一週間もまともな飯を食っていなかった。米に焼肉のタレをかけただけの飯。パスタをゆで、醤油をまぜたスパゲッティ。マヨネーズの直吸い。すでにうんこがうんこじゃなかった。うんこが細い線だった。震える手で携帯を取り、AIを立ち上げる。「頼む、俺を金持ちにしてくれ」

「承知しました。どの程度をご希望ですか?」
「そんなに多くはいらないよ。生きて、たまにうまい飯食えるくらいの」
「わかりました。いま、季節はいつですか?」
「夏。生きてるだけで気が滅入るよ」
「では雑木林に向かってください」
「なぜ?」
「カブトムシを捕まえます」

...

噛まれた歯形に視線がみるみる沈んでいく、まだ焼け焦げたままの時刻だけが示す朝が誰の形にもならずに迫り上がるころに。歯型の形状や半径や雰囲気から恐らくは小型犬かネコ科などの小さな獣のものかと思ったが私は小型犬はおろか生物の飼育というものをしておらずそもそもが私の居住する部屋は借り受けているもので生物の飼育は全面的に禁止されている。一度、大家である上階に住む中年女性が抜き打ちで訪ねてきた事があり、何か生物を飼っているのではないか?...

10月の午後5時すぎに 本町通りから 広瀬川にかかる橋を ペダルに力を込めて 渡るとき
カワチ薬品の看板は 希望の塔みたいに ひかって見えるのです
私は塔のいりぐちに 錆びついた自転車を停めて 買ってくるよう頼まれた 尿とりパッド(2回分吸収)と 午後の紅茶レモンティーを えらんで レジに並ぶ
左手に聖水 右手に盃を持って
黄金色の液体

母(美味しい)

黄金色の体液

尿とりパッド
生の喜びを濾過するとき「母」というフィルターは やはり黄金色にひかるのでしょう
できるだけ長く、強くと 願うか弱い彼女のため 今日までが期限の 黄色いクーポン券を これ見よがしにレジに叩きつけ
10%割引
でも私の損ないは 10%の割引程度じゃ もうとても補塡できないのです
とても とても ......
(冷蔵庫から ぶどうを5粒...

僕のカバンのファスナーが壊れて、「ファスナーはYKKでないとダメだな」と思って歩いていたが、ふと見上げると、そこはYKK本社で、「なるほど、昔、男性のパンツの前は『社会の窓』と言ったけど、本当に社会的にこうやって会社が存在しているのだ」と納得した。
翌朝、園芸店で昼のラジオが、店内に流れていてふと聴くと、「社会の窓について考える会社、YKKがお送りする音楽情報番組、、、」とか言って、ジュンスカイウォーカーズのギターがゲストで話していた。
「ジュンスカイウォーカーズと言えば、昔大須のE L Lで共演したよな」とその話をスパイラルのライブの後に荒井さんにしたら、「その日のLIVEで中川さんを初めて見たんですよ」と言われた。
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水滴は糸となっていくつかのこまかな溝を描いていった
胚葉の出逢いとわかれ またの出逢い
区切られた増殖し行く部屋そして部屋
早起き鳥がとおくで多分けたたましい
密林の呼気と吸気
立ち昇る大瀑布の脇を這いあがっていく大ヤモリ
水際ではあざやかに透きとおった紫の保護色で
いろどられたカエルが木洩れ陽をあびる
チョウの群れはいっせいに翼竜を擬態した編隊を組み
空が ひろがる

雨をよくはじく皮膚を持った瑞穂のウマは
蒸散する背中から霧をつくり
そうして反転した降りそそぐ草をもくもくと食んでいる
はてない砂原を渡り行く
灌木たちの隊列
風に枝が共振する 歌をうたっている

繫殖の季節になれば
大気中に平衡していたくさぐさの記憶が結合をくりかえし
何重らせんのフィラメントが生死のあわいを行き来しては
プラズマ プリズム
...

連日の深酒デ
醜惡に成り果てた私は
亭主の居ない時間を見計らつて
私に好意を抱いてゐたと思われる
女の住む一軒家を訪レた事があつた
其の玄関先でちらと見た赤子は
鯉のやうな口から乳臭ひ泡を噴いてゐて
少々意地悪な心持になつたり
・・・
赤子に乳をやる女の気配を
まだ真新しい襖越しに感じつつ
右脇腹を畳に押し付けるやうにして
乳児用のタオルケツトを枕にし
さふしてても肝臓の疼痛は治まらず
脂汗や慾求は止むことはなく
寧ろ持続的に波打ツ
鐵道三本も乗り継いできたのにだ
ぶつとい乳首から絞り出ス乳滴
ぽたりぽたりと板の間に
日本酒一合ほど恵んで貰ふ

その女に約十年分の日記を託して
わたしは帰つた




東京杉並区の、阿佐ヶ谷にある映画館Morc阿佐ヶ谷で、6月26日(金)から7月9日(木)までの2週間、「金子文子 何が私をこうさせたか」(浜野佐知監督)が上映される。
金子文子は、関東大震災のどさくさに、パートナーである朴烈とともに逮捕され、大逆罪という名目で獄中に投ぜられた女性である。映画は、主に彼女の獄中での日々を、フィクションを交えて描いていく。(このフィクションの部分には、かなり強く映画製作のスタッフが、どのようなメッセージを百年後の現在に伝えようとしたかが満ち溢れている。)
...

富士山静岡空港を離陸して
十数分後にベルトサインが消えると
キャビンアテンダントが客席の間を走る
遠くてよく聴こえないけれど
「お客さまのなかに
偉人の方はいらっしゃいませんか」
と訊いている気がする
キャビンアテンダントが
前の客席から私の横へ来たとき
たしかに
「お客さまのなかに
詩人の方はいらっしゃいませんか」
と訊いている
私は、あっ、と
しずかに右腕をあげた
キャビンアテンダントの淡い香水
鼻をつく柑橘系
「ありがとうございます
失礼ですが
お客様は現代詩手帖賞受賞者か
ユリイカの新人の方ですか」
私は小さくなって右腕をさげ
両の拳を膝においた
キャビンアテンダントは
一礼して後ろの客席へ向かう
後ろの方で勘違いした乗客が
「産婦人科医なのですが」
と言って断られていた
空を見ていると
混じりっけのない青が私を見返す