過去の記事

1960年代のアメリカ文化であるビート・ジェネレーションの詩人達は、後の映画・音楽・ファッション・アートの世界に影響を及ぼし、その後もアメリカでポエトリーリーディングは各地で行われた。日本では'97年にアメリカの文学を伝える雑誌『アメリカン・ブックジャム』の主宰によるポエトリーリーディングが都内の高田馬場・Ben's Caféで幕を開け、以後ポエトリーの源流のような場所になってゆく。

暑い夏滑走路に整列
敬礼をしてコックピットに乗り込む
「行って参ります」、「さようなら」

「泣けました」、「感動しました」、そのような形で消費されるために彼らは飛んだのでは無い

次は松戸です
知らない電車は乗るのが楽しい
日本一暑い街、熊谷から新宿経由ではるばるやってきた
隣の席のカップルの女の会話が退屈すぎて
カップルの男はあとでセックスできるから忍耐強く聞く
その女とセックスできない俺はその女を殴ってもいい
病室は一緒で寝顔がかわいい
新宿で朝まで浴びるように飲んでいたから小便が我慢できない
飲みすぎないでじゃなくて
飲みすぎてと言ってくれる女が好き
そんなん新宿ゴールデン街近くの
ガールズバーのガールくらいしか浮かばない
そんなことを思いながら
松戸駅のトイレを探して
こんなガールズバーはいやだ
ガールにこのお題をLINEしたら俺のいないところで
別の男の客が答えを考えてそれがガールにえらいウケる
そんなガールズバーはいや
駅のトイレ
俺の小便の弾ける音はどこよりも本格的なのだった
プロだよ、プロ
...

Lは赤ん坊のような声を立ててけらけらと笑った。濃い褐色のまつげの下で、Lの瞳の表面はシャボン玉のようにゆらゆらひかっていた。目を離したら今にもはじけて、壊れてしまいそうだった。

気持ちは、とてもわかるんです。
燃えないゴミの日にゴミ収集所で同じくゴミを捨てにきた人に「ボルヘスのパラケルススの薔薇を読んで、盲目の闇のなかへセンシティブバードする精神と個人主義とアナーキズムに熱い共感を、、、」などと話しても「はぁ?」となるばかりか「変わった人だと悪評を沸てられかねない」のですから。

*合理購買欲のある俺の彼女について

俺の彼女は自動販売機でジュースは買うなって
スーパーマーケットで買ったほうが幾らか安いって
ついでにデザートも買ってきて欲しいって
家でお茶する方が節約になるしって

家から出てお店に食べに入ったら
外食費も交通費かかるからって
なるべく早く済ませたら時間もかからないからって
もう先に買うもの決めてから買い物すれば
無駄なもの買わずに済むって
買い物リストLINEで送っておいたから
それ見て買ってきて欲しいって


ご改作ありがとうございます。
詩歴の長いミキさんだから、厳しいことを言いますが、「思い出を忘れゆらゆら提灯の」という上の句は、ちょっと甘すぎるのではないでしょうか。
あと、提灯→造花の桜だと、目線の動きが少なくなりますね。
卓上のお酒から、頭上の造花の桜に目線を上げる動きがあったほうがいい、とぼくは思います。

気がかりなユメからさめたとき
コカンがへんにしめっているのをかんじた
すこしチビったのかとおもった
休みじかんおわりかけのきょうしつでは
ドウきゅう生たちがどやどやと
まどの方へかけよってゆくので
どうしたのかとたずねてみる
こいつらみんななにもこたえず
みんながみんなまどにへばりついている
しょく手をのばすやつもいる
まどの外にはあらあらしくナミだったウミがひろがっている
まわりのヤツラはウおうサおうしはじめる
みんないちようにみじたくをして
口々に「はやくウミへいこう」といいながら
さっさときょうしつから出ていった
だれもいなくなったきょうしつにいても
しかたがないので おれも下こうすることにした
チュウ車じょうには おれのマイカーがぽつんとたたずんでいる
外はぽかぽかよう気のドライブびより
...

カップラーメンに丼

どんぶり鉢いっぱいのもやしっ子

ニュータイプ人類ってラブっていうらしい

はやくちハッシュタグペンギンラブ

キャンプひとりで行ってみたにょん

育ててみる
育んでみる
大切な愛や
子供の笑顔

毎日のように箸箱から箸を出して箸を洗う

ショーシャンクの空にひとひらの鱗粉
ツマグロヒョウモンの庭

野スミレが自生している庭には春になるとたくさん土筆が出るんですよ
クリスマスローズが咲いて、春の訪れを感じるんです

涙ぶくろメイクします
シャドウを入れて印影を作る

捨てます

2年間使わずにいたものは捨てます

新車買うのに四年待ってわたしは好きな人に会えない毎日
七夕までには会いたい 夏キャンプ

そこまではチョコボに乗って行きます
神羅ビルのジムではランニングマシーンに乗って
「おいおいおいおい!」

彼女は神童の誉高き娘。
「才媛」ではない。
弟がいるかもかかわらず
「長男」として育てられたので
「神童」なのである。

彼女は神童の誉高き娘。
かなしいことに
その身体には穴が空いていて
伸びる手があり
ある日に彼女を女たらしめた。
たしかサーティーン

こんなつまらない文章を
書くために
彼女は神童を辞めたのではなかった。
彼女はまったき悪童であった。
耳を不意に触れられて
目を見開いた悪童
こんなつまらない文章を
書くために
背筋に何かが這ったのではなかった。
こんなつまらない生理現象を
引き起こすために

長男にも神童にも才媛にも男にも女にもなりたくない
彼女はただ
わたし俺僕あたし私になりたかった。

僕がエロに目覚めたのは結構早いと思う
目覚めたというか元からみたいな
フルチンで走り回るとか
ちんこがあるとかないとか
ちんこが酸っぱい時は
兄姉の肩にちんこを乗せて
フレンチと叫んでみたり

旦那さんが仕事から帰ってくるのが遅い日の夜を選んでした。
お互いめちゃくちゃ緊張して、わたしはただひたすらに笑けちゃうし、Aくんは電話の向こうでお酒を飲みまくってた笑
話すことも何も決めていなかったけど、ただただ心地よいドキドキと、久しぶりに聞くAくんの声に酔った。これが恋の始まりだとは思わなかった。

2021年、9月に病気が発覚、12月に紹介状を持って北海道から東京の名医のもとへ。
3センチあるね。白い腫瘍が映った画像は何度見てもがっくりした。本当に脳腫瘍なんだって。
全国から患者さんが集まるので、何か月か待つことに。
手術の日、段取りを決めた。顔面麻痺はどれくらいの割合でなるのか、など聞いた。
今思うと徐々に治るなら別にどうってことはない。手術、術後が辛すぎて、気にしすぎることではなかった。
大船に乗ったつもりでいくしかないね、と。そうだね。うむ。
きっと、大丈夫だよ、と友人から。大丈夫だよ、は魔法の言葉だね。
大丈夫?と聞かれるより、大丈夫って言ってほしい。何かの歌詞かな
そのあと相談役みたいな人と手術までどう過ごせばいいのかなど
...